28日、東京芸術劇場で、読売日響&若杉弘指揮でメシアンの「われらの主イエス・キリストの変容」を聴いてきました。
キリストの変容というのは、イエス・キリストが弟子を率いて山に登ったとき、身体が輝き出して中空に浮かび、天から「これは我が子なり」とのお告げがあった、というお話(マルコによる福音書9:2-8)。メシアンのこの作品は、そのエピソードを聖書やトマス・アクィナスの「神学大全」などからテキストを採用し、全2部構成、各部7曲、約110分にまとめ上げたものです。1969年の作曲。
オーケストラ109人+100人の合唱団+ソリスト7人=合計216人という大編成で、東京芸術劇場の舞台も張り出し舞台が付け足されていました。