自衛隊による国民監視活動にたいして、日本ペンクラブが声明を発表。
自衛隊の監視活動で声明=日本ペンクラブ
[時事通信 2007/06/15-16:21]日本ペンクラブ(阿刀田高会長)は15日、陸上自衛隊の情報保全隊が市民団体などの情報収集を行っていた問題で、監視活動の中止を求める声明を発表した。
声明は、自衛隊のリストが新聞・放送記者、フリーライター、写真家などの取材活動を「反自衛隊活動」としている点を重視。「取材行為の直接的および将来にわたっての間接的検閲行為で、表現や思想の自由を侵害した」としている。
声明全文を探したけれど、結局、紹介しているのは「しんぶん赤旗」のみ。ということで、「しんぶん赤旗」から引用します。
日本ペンクラブは、このたび明らかになった自衛隊の監視活動に対して強く抗議する。
私たち表現者がとりわけ問題とする点は、明らかになったリストによると、新聞・放送記者、フリーライター、写真家などの正当かつ日常的な取材活動が、「反自衛隊活動」と認定され監視の対象とされていることである。これは明らかに、取材行為の直接的及び将来にわたっての間接的検閲行為に他ならない。
したがって、自衛隊の行う一連の監視活動は、憲法の保障する表現の自由あるいは思想の自由を侵害する行為である。日本ペンクラブは、政府及び防衛省に対し、ただちにこの種の活動を中止することを求める。