昨夜、年金不安の解消には加入者全員に加入履歴を通知すべきだと書きましたが、今朝のNHKニュースは、政府が、全加入者に通知する方向で検討に入った、と伝えています。
年金加入履歴 全員に通知検討
[NHKニュース 6月28日 5時10分]公的年金の加入記録をめぐる問題で、政府は、国民の不安を解消するため、すべての年金受給者と加入者に加入履歴を通知する方向で検討に入りました。
この問題で、政府は、誰のものか確認されていない5000万件の記録について、年金の受給者や加入者の名簿と照合する作業を来年5月までに終えるとしています。
政府は当初、この作業を終えたうえで、すべての年金受給者と加入者のうち、支給漏れにつながるおそれのある記録が見つかった人には保険料を納めている期間などの加入履歴を通知し、注意を呼びかけることにしていました。しかし、与党内に「国民の不安を解消するためにはすべての加入者に加入履歴を通知すべきだ」という要望が強いことなどを受けて、政府は、すべての加入者に加入履歴を通知する方向で検討に入りました。
加入履歴には、保険料を納めている期間だけでなく、厚生年金の場合は勤めていた会社の名前などが記載される予定です。政府としては、早ければ来年度中に、すべての受給者とすべての加入者をあわせたおよそ1億人に加入履歴を通知できるようにしたいとしています。