LEDで有名な日亜化学工業が、「偽装請負」を告発した労働者7人を、事実上、解雇していたことが明らかに。日亜化学工業は、労働者の告発を受けて、「偽装請負」を解消し、直接雇用すると約束したにもかかわらず、「偽装請負」を告発した労働者7人が働いていた工場を閉鎖し、直接雇用のための選考試験で全員落としていました。
これにたいして、元請負労働者が労働局へ指導を申告。がんばれ!!
「偽装告発し日亜失職」 元請負労働者7人、労働局へ指導を申告(徳島新聞)
「偽装告発し日亜失職」 元請負労働者7人、労働局へ指導を申告
[徳島新聞 2007/07/23 15:16]発光ダイオード(LED)大手の日亜化学工業(阿南市上中町)の「偽装請負」を告発した元請負労働者が23日午前、昨年秋の告発後に職場を廃止され、直接雇用もされずに失職したとして、同社に直接雇用と契約解除の撤回を指導・勧告するよう徳島労働局に申告した。
申告したのは、徳島市内の人材派遣会社の社員として日亜化学の工場で請負契約に基づいて働き、その後契約を解除された20?30代の7人。このうち4人と、徳島労連の役員ら計10人が労働局を訪れ、伊藤晴一郎職業安定課長に申告書を手渡した。
申告書などによると、7人は昨年10月、日亜化学の請負契約の実態は派遣契約に当たる「偽装請負」として職場で労働組合を組織し、徳島労働局に申告。同年11月、徳島県の仲介で日亜化学が「3年以上働く請負労働者は採用選考を経て直接雇用する」などと提示し、組合側は提示内容に合意して申告を取り下げた。
ところが、組合員が働いていた2つの職場は同年12月と今年6月に廃止され、今年1月からと5月から行われた直接雇用の選考試験でも、受験した申告者7人を含む組合員計11人が全員不採用になった。
申告者で組合代表の男性(34)は「選考は経験重視という話だったが、選考は形だけで採用する気がなかったとしか思えない。偽装請負を告発した報復だ」と憤る。
日亜化学の広報担当は「合意に基づいた採用選考を実施している。申告は詳しい内容を聞いていないのでコメントできない」と話している。
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