第2部に続いて、『資本論』第3部にとりかかりました。
とりあえず第1章を読了。第1章は、費用価格とは何か、利潤とは何かという最初の定義を明らかにしています(新日本新書版第8分冊、45ページ?63ページ4行目まで)。
そのあと、費用価格の概念から、利潤が流通過程から生まれるという幻想がどのようにして生じるかを論じています(63ページ5行目?68ページまで)。そのなかで、63ページ5行目から66ページまでは、トランズおよびトランズに依拠したマルサスの批判です。
そして、67ページ以降はプルードン批判。ただし、プルードン批判の方は、平均利潤率と生産価格の問題をプルードンは分かっていないというところで終わっているので、完結はしていません。
ということで、第2章に突入します。