阪急系ホテルで厚生年金・健康保険、雇用保険未加入

阪急系ホテルで、臨時雇用のウエーター、ウエートレスらが厚生年金・健康保険だけでなく、雇用保険にも未加入だったことが明らかに。いうまでもなく、年金・保険未加入は重大な犯罪行為だ。

1日契約の派遣社員だったのかも知れないが、実際には、1カ月以上、1年以上、社員と同等に働いていたという。あらためて、「日々契約」という働かされ方の異常さが証明されたといえる。

阪急系ホテルで年金未加入110人、雇用保険も80人
[2007年7月30日14時30分 読売新聞]

 「第一ホテル東京」(東京都)などで、臨時雇用のウエーターらを厚生年金などに加入させていなかった問題で、本来、加入すべき厚生年金・健康保険に加入していなかったウエーター、ウエートレスが過去2年間だけで約110人、雇用保険の未加入者も約80人にのぼることが30日、わかった。
 同ホテルなどを運営する阪急ホテルマネジメント(大阪市北区)は、大阪・天満社会保険事務所などから指導を受け、順次、加入手続きを進めている。労務管理に問題があったとして、山沢倶和(ともかず)社長らを、近く社内処分する方針。
 同社によると、2005年6月以降、臨時雇用したウエーター、ウエートレスは約750人。いずれも1日契約で直営14ホテルの宴会場やレストランで働いていたが、リーダー格を除く約690人は厚生年金などに加入していなかった。
 未加入者のうち、第一ホテル東京など複数の直営ホテルで働いた約110人が、1か月以上続けて社員並みに勤務し、厚生年金・健康保険の加入義務があることが判明。うち約80人は、1年以上勤めており、雇用保険にも加入すべきだった。法令上、雇用する企業側に加入させる義務がある。
 同社は6月、同社保事務所の調査を受け、過去2年の雇用実態を調査。同様の臨時雇用は長年続いていたという。同社は「事態を厳粛に受け止め、人事管理システムを見直し、再発防止に努めたい」としている。

↓こっちが阪急ホテルマネジメントの告示によれば、臨時従業員は「配膳会社からの紹介をうけた日々雇用」のようであるが、こういう紹介業務をやっていいのだろうか?

臨時雇用者の社会保険・雇用保険について(阪急ホテルマネジメント)

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