シーファー駐日米大使が、テロ特措法延長問題で、民主党の小沢代表に面談を申し入れ。小沢氏側が断ったもようだが、これからこうした働きかけが増えることは確実です。それに対して、民主党がどういう立場をとれるのか注意をしてゆきたいと思います。
テロ特措法延長に「期待」 米、反対の民主けん制(中日新聞)
駐日米大使の会談要請、小沢氏側が断る テロ特措法巡り(朝日新聞)
テロ特措法延長に「期待」 米、反対の民主けん制
[中日新聞 2007年8月2日 19時48分]【ワシントン2日共同】ケーシー米国務省副報道官は1日、日本の参院選で大勝した民主党がテロ対策特別措置法の延長に反対していることに関連して、日本の国内問題と断った上で「あらゆるテロ対策支援を続けられるような形」で議論が決着してほしいと述べ、延長に強い期待感を表明した。
シーファー駐日米大使は、テロ特措法延長に反対を表明している民主党の小沢一郎代表に会談を申し入れた。直接説得する考えとみられる。
秋の臨時国会の焦点となる見込みの同法延長問題をめぐり、米側が民主党をけん制した形で、今後延長を求める圧力が高まりそうだ。
ケーシー副報道官は記者会見で「テロ対策では日本政府と非常に良い協力関係を続けていけると確信している」と強調。「この問題で米国と協力していくという日本政府と日本国民の確約に、われわれは何の疑念も持っていない」と述べた。
駐日米大使の会談要請、小沢氏側が断る テロ特措法巡り
[asahi.com 2007年08月02日10時08分]民主党の小沢代表がテロ対策特別措置法の延長に反対する考えを表明したことを受け、シーファー駐日米大使が1日、小沢氏に面会を申し入れたことが分かった。参院選で大勝した民主党など野党が過半数を占めた参院で反対を貫けば、同法の延長は不可能になる。シーファー氏は小沢氏と会談して反対しないよう求める意向とみられるが、小沢氏側は「会う必要はない」と断り、当面は会うつもりはないようだ。
関係者によると、米大使館側が1日、民主党にシーファー大使と小沢代表の会談を要請した。
民主党は過去3回の延長に反対しており、小沢氏も7月31日、「反対したのに今度賛成というわけない」と表明した。
シーファー氏は05年4月に駐日大使に着任したが、関係者によると、これまで小沢氏と面識がないという。米共和党のブッシュ政権と民主党の関係が疎遠なのも、小沢氏が断った理由の一つとみられる。