安倍首相が、内閣改造にあたって派閥の推薦は受けつけないと表明。
そうやって指導力を発揮しているポーズをとるつもりなのでしょうが、肝心の内閣改造について、1日には「既に決まっているスケジュールを踏まえて判断したい」といって前倒しを否定していたのが、2日後には、今月27日前倒しになっています。
内閣改造で首相 派閥の推薦受け付けず(北海道新聞)
月内に改造 首相が意向(東京新聞)
首相、内閣改造前倒しを否定・時期巡り与党と綱引き(NIKKEI NET)
内閣改造で首相 派閥の推薦受け付けず
[北海道新聞 08/03 14:05]安倍晋三首相は3日、参院選惨敗を受けて行う内閣改造と自民党役員人事で、自民党の各派閥の推薦を受けない方針を堅持する考えを表明した。
首相は昨年九月の政権発足時に行った閣僚と党役員の人事でも、派閥からの推薦を拒否しており、記者団の質問に対し「今回もその方針で臨んでいきたい」と強調した。
また、首相は人事の際に行う、候補者のスキャンダルなどの調査に関し、「今回の国民の一票に託した思いを、よく受け止めていくことが大切だ」と述べ、閣僚の相次ぐ不透明な処理問題などで、参院選の焦点となった事務所費の処理状況も考慮する考えを示した。
月内に改造 首相が意向
[東京新聞 2007年8月4日 朝刊]安倍首相は3日夜、内閣改造・自民党役員人事について「さまざまな日程を考慮に入れて、断行していきたい。そんなに長い時間を置くつもりはない」と述べた。
安倍首相は今月19日から25日の日程でアジア歴訪を予定しており、この発言は、外遊から帰国後、間を置かず今月中に内閣改造・党役員人事に踏み切る意向を示したものだ。
首相官邸で記者団の質問に答えた。
首相、内閣改造前倒しを否定・時期巡り与党と綱引き
[NIKKEI NET 2007/8/2]安倍晋三首相は1日、9月に予定している内閣改造・自民党役員人事の前倒し論が与党内で強まっていることについて「既に決まっているスケジュールを踏まえて判断したい。熟慮して断行していきたい」と述べ、前倒しに否定的な考えを示した。そのうえで「政治資金規正法改正を党に指示した。この問題がすっきりした後、改造したい」と語った。首相官邸で記者団の質問に答えた。
与党内には党勢を早期に立て直すためにも改造を前倒しすべきだとの声が広がっており、改造時期を巡って首相と与党の綱引きが激しさを増しそうだ。
かわいそうなのはドイツのメルケル首相。29日に来日、ただちに安倍首相と首脳会談をする予定だったものが、1日待ちぼうけを食わされることになりそうです。
首相、内閣改造・党役員人事を8月末軸に調整
[2007年8月4日3時1分 読売新聞]安倍首相は3日、内閣改造・自民党役員人事の時期について、8月末を軸に調整に入った。
全閣僚に対し、26日以降は外国出張などを控え、基本的に都内にいるよう指示した。改造時に開かれる、現閣僚の辞表を取りまとめる臨時閣議に備えた措置とみられる。
首相は3日夕、首相官邸で、「25日にインドなどの外国訪問から帰国した後、8月中に人事を断行するか」という記者団の質問に対し、「様々な日程等を考慮に入れて断行したい。私もそんなに長い時間をおくつもりはない」と答えた。
首相周辺も3日夜、自民党所属国会議員の政治資金の調査に時間がかかることなどを念頭に、「(人事の時期は)首相が25日に外国訪問から帰国した後、1週間以内だ。8月末になると思う」と述べた。
新閣僚は天皇陛下の認証が必要となる。陛下は25日?27日は公務出張のため、内閣改造は陛下が帰京される27日午後以降になる見通しだ。28日には宮沢元首相の内閣・自民党合同葬があることから、自民党三役の一人は3日、「宮沢元首相の葬儀の後、29日以降になるだろう」と語った。
29日昼にはメルケル独首相が来日する。外務省は当初、安倍首相とメルケル首相の日独首脳会談を29日に設定する予定だったが、30日にずらすこともできるよう日程の再調整を始めた。
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