参議院神奈川選挙区で、自民党の小林温議員の陣営で、運動員にカネを渡してビラ配りをさせたとして、出納責任者らが買収容疑で逮捕。
小林温参院議員派の出納責任者ら逮捕、違法報酬支払い容疑(読売新聞)
公職選挙法では、選挙カーの運転手やアナウンサーなどごく一部の例外を除いて、運動員に金銭を支払うことを禁止しています。カネを払って、支持してもいない候補者のために選挙運動させるのですから、買収にあたるのは当然です。
小林温参院議員派の出納責任者ら逮捕、違法報酬支払い容疑
[8月7日22時53分配信 読売新聞]参院神奈川選挙区で当選した自民党の小林温議員(43)派幹部が、大学生らに選挙運動を手伝わせ、違法な報酬を払ったとして、神奈川県警捜査2課は7日、出納責任者の鈴木美香(33)(神奈川県相模原市相模大野)、自民党県連職員山口聡(34)(横浜市磯子区汐見台)、同横浜市支部連合会職員松岡篤宏(27)(同市港北区大豆戸町)の3容疑者を公選法違反(日当買収)容疑で逮捕した。
出納責任者は公職選挙法の連座制の適用対象で、買収の罪で罰金以上の刑が確定すれば、小林議員の当選は無効となる可能性がある。
調べによると、鈴木容疑者らは7月下旬から8月上旬にかけ、大学生ら20?28歳の運動員二十数人に、小林議員への投票を依頼するなどの選挙運動をしたことの報酬として現金計百数十万円を渡した疑い。運動員は街頭で、ビラ配りや投票呼びかけなどの選挙運動をしていたという。山口、松岡両容疑者は容疑を認めているが、鈴木容疑者は否認しているという。