選挙で負けても消費税増税を言い出す人たち…

参院選で大敗して1カ月しかたってないのに、早くも政府・自民党関係者からは、消費税増税の話が飛び出してきました。

額賀財務相:「基礎年金の財源には消費税1%分が必要」(毎日新聞)
税制の抜本改正、与謝野官房長官「そろそろ議論を」(読売新聞)

額賀財務相:「基礎年金の財源には消費税1%分が必要」
[毎日新聞 2007年9月2日 19時20分]

 額賀福志郎財務相は2日、テレビ朝日の番組に出演し、年金財源に必要な消費税率の引き上げについて「(計算上は)1%か、そのくらいだ」と述べた。基礎年金の国庫負担は09年度に現行の3分の1から2分の1に引き上げられる予定だが、そのためには約2兆5000億円の財源が必要で、消費税率に換算すると約1%分に当たる。ただ、額賀財務相は番組終了後、記者団に「計算上の話をしたのであって、1%上げるなんて言ってない」と説明した。
 額賀財務相は同番組で「基礎年金の国庫負担の引き上げは法律で決まっている。安定した財源を確保することが大事だ」と述べ、消費税率引き上げは年金財源を確保するための選択肢の一つとの見方を示した。だが、実際に引き上げるかどうかは「政治状況が変わり、民主党とも協議した上で俎(そ)上に載せなければ、国民の期待に応えることはできない」と、民主党との協議の必要性を指摘するにとどまった。【森山知実】

税制の抜本改正、与謝野官房長官「そろそろ議論を」
[2007年9月2日21時55分 読売新聞]

 与謝野官房長官は2日、フジテレビとテレビ朝日の報道番組に出演し、政府・与党が今秋に予定している消費税率引き上げを含む税制の抜本改正について「出費と負担の話はそろそろ議論しないと間に合わない。議論を避けて、手品みたいにさらっと物事が解決できる、帽子からお金がざくざく出てくる世界ではない」と述べ、先送りすべきではないとの考えを強調した。
 また、経済成長の達成により消費税率引き上げを回避できるという考え方について、「当面、一けたの単位の年数では可能かも知れないが、少子高齢化の中、現実は現実として国民に話をしなければいけない時期が来る。夢みたいな話をしても国民の目は鋭いから見破られる」と述べ、否定的な見方を示した。

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