記載漏れと単純なミス

連日の政治資金収支報告書の「記載漏れ」。「単純なミス」として、訂正して、それでお終い?

宮路衆院議員が二重計上 政治資金、自民支部と(中日新聞)
政党交付金を記載漏れ=収支報告書訂正?秋葉総務政務官(時事通信)
記載漏れ、さらに176万円=政治資金?自民・二階派(時事通信)
小泉昭男議員、貸付金3300万円記載漏れ 「単純ミス」(朝日新聞)
丹羽元厚相の支部、51万円を二重計上…「単純なミス」(読売新聞)
森元首相の寄付記載漏れ=自民選挙区支部、約580万円(時事通信)
森元首相の資金管理団体、パーティー券収入記載漏れ(朝日新聞)
上川少子化相が貸付金記載ミスで訂正(静岡第一テレビ)
収支報告書も訂正=パーティー券購入者を誤記?上川少子化相(時事通信)
衆院静岡2区・原田議員の後援会 政治資金の記載漏れ:静岡(中日新聞)

宮路衆院議員が二重計上 政治資金、自民支部と
[中日新聞 2007年9月7日 22時38分]

 自民党の宮路和明元厚生労働副大臣(衆院鹿児島3区)の選挙運動費用の収支報告書に、法律で義務付けられている約580万円分の経費の領収書が添付されておらず、鹿児島県選挙管理委員会から指摘を受けたことが7日、分かった。
 そのうち約540万円分は、宮路議員が代表を務める自民党支部の政治資金収支報告書にも経費として記載されており、二重計上されていた。
 宮路議員の事務所は「二重計上については失念していた。領収書を添付しなかったのは勘違いで、事務的ミスだった」と認め、県選管に7日、二重計上した選挙運動費用の訂正届けと領収書の写しを提出した。
 宮路議員の2005年衆院選に関する選挙運動費用の収支報告書には、約1740万円の支出が記載されているが、うち約580万円分は領収書がなかった。(共同)

政党交付金を記載漏れ=収支報告書訂正?秋葉総務政務官
[時事通信 2007/09/07-20:32]

 自民党の秋葉賢也総務政務官(衆院宮城2区)は7日、支部長を務める「自民党宮城県衆院比例区第1支部」の2005年分の政治資金収支報告書について、政党交付金分の記載が漏れていたとして、総務省に訂正を届け出た。
 同報告書は収入総額1747万円、支出総額1709万円としていたが、これに交付金の収入1800万円、支出1411万円を加え、それぞれ3547万円、3120万円に訂正した。また、近く公表される06年分の収支報告書にも、政党交付金分の記載がなかったとし、訂正を出した。
 秋葉氏の事務所は「政党交付金使途報告書に記載するだけでいいと勘違いしていた。単純なミスだ」と説明している。

記載漏れ、さらに176万円=政治資金?自民・二階派
[時事通信 2007/09/07-20:50]

 自民党の二階俊博総務会長が代表を務める二階派の政治団体「新しい波」は7日、別の政治団体に売ったパーティー券収入を政治資金収支報告書に記載していなかった問題で、さらに計176万円分の記載漏れが見つかったと発表した。同派は「事務上の単純ミス」としており、同日総務省に訂正を届け出た。

小泉昭男議員、貸付金3300万円記載漏れ 「単純ミス」
[asahi.com 2007年09月07日20時03分]

 小泉昭男・財務政務官(参院神奈川選挙区)は7日、04年の資産等報告書に自らが代表を務める「自民党神奈川県参議院選挙区第2支部」に対する貸付金3300万円を記載していなかったとして、参院に訂正を届け出た。小泉氏の事務所は「単純なミス」としている。
 事務所によると、資産等報告書の貸付金の欄には「該当なし」と記載していたという。政党支部の政治資金収支報告書には借入金の記載があり、事務所側のチェックで誤りに気付いたという。

丹羽元厚相の支部、51万円を二重計上…「単純なミス」
[2007年9月6日19時19分 読売新聞]

 自民党前総務会長の丹羽雄哉元厚相(衆院茨城6区)が支部長を務める「自民党茨城県第6選挙区支部」(茨城県石岡市)が、2005年分の政治資金収支報告書の宣伝事業費と政治資金パーティー開催事業費の両項目に、同じ領収書の写しを添付し、政治活動費51万800円を二重計上していたことが6日、わかった。
 丹羽氏の事務所は「事務担当者の単純なミス」と釈明、7日にも報告書の訂正を県選管に申し出る方針。
 領収書は、茨城県石岡市内の印刷会社が発行したもので、同支部は、収支報告書の両項目とも、05年5月17日、同社に支出した印刷代として計上していた。
 丹羽氏の事務所では、「パーティー券の印刷代の領収書を、誤って宣伝事業費に計上した。何らかの作為があった訳ではない。当時の担当者に聞いて原因を確認したい」としている。

森元首相の寄付記載漏れ=自民選挙区支部、約580万円?石川
[時事通信 2007/09/07-13:45]

 森喜朗元首相が代表を務める自民党石川県第2選挙区支部(同県小松市)が、森元首相からの寄付計約580万円を記載していなかったとして、2004年と05年の政治資金収支報告書を訂正していたことが7日、分かった。
 同支部の会計責任者は「元首相からは、03年と05年の衆院選で支部から寄付した選挙活動費の残金を寄付として返却してもらった。その際、支部の代表本人からだったので領収証を発行しておらず、報告書への記載が漏れてしまった」と説明している。

森元首相の資金管理団体、パーティー券収入記載漏れ
[asahi.com 2007年09月06日21時25分]

 自民党の森喜朗元首相(衆院石川2区)の資金管理団体「春風会」は6日、04年末に開いた政治資金パーティーの収入に関して記載漏れがあったとして、同年の政治資金収支報告の訂正を総務省に届け出た。
 森氏の事務所によると、都内の政治団体が購入したパーティー券100万円分について団体名などを記載していなかったという。政治資金規正法は20万円超のパーティー券収入について、購入者を報告書に記載するよう義務づけている。記載漏れについて事務所は「何らかのミスで書き落とした」と説明している。
 また、森氏が代表を務める「自民党石川県第2選挙区支部」も4日、森氏の個人名義で04年1月に約284万円分、05年11月に約296万円分の寄付について記載漏れがあったとして、各年の収支報告書を訂正する届けを石川県選管に出した。

上川少子化相が貸付金記載ミスで訂正
[静岡第一テレビ 09月06日 12:08]

 衆議院静岡1区選出の上川陽子 少子化担当大臣は自らの資金管理団体などへの貸付金の記載漏れがあったとして5日、衆議院に訂正を届け出ました。訂正したのは、上川氏の資金管理団体と後援会への貸付金額。当初、記載されていなかった貸付金について、2000年に968万円、2003年に1118万円、 2005年に798万円の貸付があったと訂正しました。
 さらに、2000年と20006年にあわせて550万円にのぼる追加貸付があったとする補充報告書を提出していて、上川氏の事務所ではこれら記載漏れの理由について「事務的ミスだった」などと説明しています。

収支報告書も訂正=パーティー券購入者を誤記?上川少子化相
[時事通信 2007/09/06-11:37]

 上川陽子少子化・男女共同参画担当相は6日午前、自身が支部長を務める自民党静岡県第1選挙区支部の2005年政治資金収支報告書に誤記があったとして、県選挙管理委員会に訂正を届け出たことを明らかにした。臨時閣議のため訪れた首相官邸で記者団に説明した。
 上川氏の事務所によると、パーティー券購入者の記入欄に「静岡県農協連合会連絡協議会」とすべき部分を「静岡県農業共済組合連合会」と誤記し、所在地や代表者氏名も取り違えていた。事務所は「振込人がカタカナだったため、似た団体と間違えてしまった」と説明している。
 上川氏は、資産報告書に貸付金の記載漏れがあったとして、5日に訂正を衆院に届け出たばかり。上川氏は、一連の訂正について安倍晋三首相に報告した上で「この間のことについては理解いただいているので、(首相から)特にコメントはなかった」と語った。

衆院静岡2区・原田議員の後援会 政治資金の記載漏れ
[中日新聞 2007年8月30日]

 衆院静岡2区選出の原田令嗣議員(自民党)の後援会が、政治資金収支報告書に自らの資金管理団体からの寄付を記載していなかったことが29日、分かった。後援会から同日、静岡県選挙管理委員会へ記載内容の訂正の申し出があった。
 県選管によると、後援会は2004年12月、原田氏の資金管理団体「大けやき会」から2回にわたり190万円と150万円の計340万円の寄付を受け取った。しかし同年分の政治資金収支報告書で、他の政治団体からの寄付欄に記載していなかったという。
 後援会の会計処理を担当している公設秘書は「党の指導もあり、政治資金の収支を精査していた際、金庫内に現金があって寄付金として記載することを忘れていたことが分かった。単純ミスで申し訳ない」と話した。

記載漏れと単純なミス」への1件のフィードバック

  1.  閣僚の失態と安倍首相の庇い立てを「危機管理意識の欠如」と指摘していた人が厚労相になりましたが・・。
     会計責任者は全員シロートを雇っているのでしょうか?これだけ「記載ミス」が多いこと自体異常でしょう。
     これはもう「意図的」にやったとしか思えません。そしてばれたから「記載ミス」という言い方をしているだけでしょうね。
     

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