福田新政権に財界が望むもの

さて、福田新政権、国民の期待にこたえてくれるかどうかが問われるとともに、財界の要望にどう対応するかも注目したい。新生発足にあたって、財界の要望は、とりあえず「改革」の続行、法人税の引き下げ、など。

「改革停滞は信頼失う」 産業界が新内閣に希望(産経新聞)
中小の相続税軽減など要望、税制改正で経済団体(NIKKEI NET)
改革の推進へ実行力を期待 経済3団体(東京新聞)

↓経済同友会の要望の全文はこちらから。
福田新内閣の発足にあたって?構造改革の継続・加速に向け、揺るがぬ意志を示せ?:経済同友会

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これは力作 大杉一雄『日中十五年戦争史』

大杉一雄『日中十五年戦争史』(中公新書)

先日、まろさんからご紹介をいただいた大杉一雄著『日中十五年戦争史』(中公新書)。版元品切れ・重版未定ということで、古本屋で手に入れて、読み終えました。

一言でいって、これはなかなかの力作。一読の価値ありの本です。

著者、大杉一雄氏は、1925年生まれ、東大経済学部卒業後、日本開発銀行に勤務し、その間、アジア経済研究所に出向、という経歴の持ち主。いわゆる専門の歴史研究者ではありません。しかし、なぜ日中は戦わざるを得なかったのか、戦争を回避する可能性はなかったのか、可能性があったとしたら、それを可能性のまま終わらせてしまったものは何か、それを追求した著作です。よく知られた各種資料はもちろんですが、それだけでなく、当時の雑誌などに掲載された政治家や知識人の論文や座談会での発言などを丹念に調べ上げて、いわば当時どんなふうに議論がなされていたかをふくめ再現されているのが特徴。とても勉強になりました。

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いらなかったのは安倍前首相だけだった?!

福田新内閣が発足したが、17閣僚中13閣僚が再任、2閣僚が閣内横滑り、石破防衛大臣の再入閣で、結局、新任は1人だけ。

ということは、安倍改造内閣で一番必要なかったのは安倍首相だった、ということのようです。

守りの布陣、13閣僚再任 福田新内閣(中日新聞)

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