福田新内閣が発足したが、17閣僚中13閣僚が再任、2閣僚が閣内横滑り、石破防衛大臣の再入閣で、結局、新任は1人だけ。
ということは、安倍改造内閣で一番必要なかったのは安倍首相だった、ということのようです。
守りの布陣、13閣僚再任 福田新内閣
[中日新聞 2007年9月25日 20時52分]福田康夫首相(71)は25日夜、新内閣を発足させた。官房長官に町村信孝外相(62)、後任の外相に高村正彦防衛相(65)を横滑りさせ、新防衛相には石破茂元防衛庁長官(50)を起用した。自民党幹事長に就いた伊吹文明文部科学相の後任は渡海紀三朗党政調会長代理(59)を初入閣させた。
臨時国会開会中のため閣僚交代を4ポストにとどめ、舛添要一厚生労働相(58)、額賀福志郎財務相(63)、公明党の冬柴鉄三国土交通相(71)ら残る13閣僚を再任する「緊急避難」的な守りの布陣となった。
13閣僚を再任したのは、起用閣僚の政治資金状況を事前に調べる「身体検査」に十分な時間が取れなかったとの事情もある。与党内では臨時国会閉会後に大幅改造に踏み切るとの見方も強い。
再任閣僚には自民党総裁選で善戦した麻生太郎前幹事長を支援した鳩山邦夫法相(59)、甘利明経済産業相(58)が含まれ、党内融和を図る狙いもうかがえる。ただ麻生氏は入閣要請の固辞を貫き、挙党態勢の確立に影を落とした。
臨時国会では海上自衛隊の給油継続のための新法案成立が最大の課題。首相は民主党との話し合いに力点を置く「協調路線」で政権運営を軌道に乗せたい考えだが、継続に反対する民主党などは与野党逆転状況の参院を主戦場に攻勢を強める構えで、前途多難なスタートになる。
新内閣は26日午前の皇居での首相任命式、閣僚認証式を経て正式に発足し、直後の初閣議で首相は内閣の基本方針を示す。政府、与党は国会日程について、10月1日に首相が所信表明演説した上で、3―5日に衆参本会議での各党代表質問を、9日から衆院予算委員会質疑を行う方向で野党側と調整する。(共同)
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