あのような事件が「けいこ中の事故」であるはずがありません。
時津風親方「けいこ中の事故」と釈明 北の湖理事長聴取に(MSN産経ニュース)
時津風親方「けいこ中の事故」と釈明 北の湖理事長聴取に
[MSN産経ニュース 2007.10.1 20:25]日本相撲協会の事情聴取のため、大勢の報道陣に囲まれながら時津風部屋を出る時津風親方=1日午後、東京都墨田区 日本相撲協会の事情聴取のため、大勢の報道陣に囲まれながら時津風部屋を出る時津風親方=1日午後、東京都墨田区
大相撲の時津風部屋の時太山=当時(17)、本名・斉藤俊さん=が急死した問題で、日本相撲協会の北の湖理事長は1日、東京・両国国技館で時津風親方から事情聴取した。時津風親方はビール瓶による暴行を認めたが、「事故はけいこ中に起こった」と釈明。北の海理事長は事情聴取後、「行きすぎだと思う。厳しく処分しなければならない」と語った。関係者には重い処分が出される見通しで、近く理事会が開かれる。
午後3時15分ごろから約1時間半にわたって行われた事情聴取には、北の湖理事長と武蔵川理事、伊勢ノ海理事のほか協会の顧問弁護士が同席した。
時津風親方は「斉藤さんが亡くなる前日にビール瓶で額をたたいた」と暴行を認めた上、死亡当日には約30分のぶつかりげいこを課し、兄弟子が金属バットや約40センチの枝で斉藤さんの尻をたたいたことを認めたが、「『やってはいけない』と止めた」と釈明したという。倒れた後の救護措置については、「苦しそうだったため付きっきりで見ていた。様子が変わったので救急車を呼び、冷たいタオルで体をぬぐった」と説明した。
時津風親方に「行きすぎ」の認識はなかったというが、北の湖理事長は「金属バットはいかがなものか。入門から2カ月の弟子に30分のぶつかりげいこもきつい。斉藤さんが亡くなった事実は重く、厳しく処分するのは常識」と厳罰を示唆した。
時津風親方から退職の申し入れはなく、北の湖理事長も「責任は本人が痛感すべきで、私から勧めることはない」と発言するにとどまった。