日本会議が設立10周年の記念大会を開催。あいさつのなかで、三好会長は、安倍政権の退陣で「これまでの流れに対する揺り戻しが危惧される」と危機感を表明したそうです。
日本会議:保守路線後退に三好会長が懸念――10周年大会(毎日新聞)
日本会議:保守路線後退に三好会長が懸念――10周年大会
[毎日新聞 2007年10月7日 東京朝刊]保守派の有識者による「日本会議」と国会議員でつくる「日本会議国会議員懇談会」は6日、設立10周年の記念大会を東京都内で開いた。同会議会長の三好達・元最高裁長官はあいさつで、福田康夫首相について「はなはだ遺憾ながら、靖国神社に参拝しないことを明言し、所信表明演説で憲法改正にまったく触れなかった」と批判。「戦後レジームからの脱却」を唱えた安倍晋三前首相の退陣を踏まえ「これまでの流れに対する揺り戻しが危惧(きぐ)される」と、保守路線後退に強い懸念を示した。
大会には、同懇談会会長の平沼赳夫元経済産業相のほか山谷えり子首相補佐官、民主党の松原仁衆院議員らを含む約3000人が出席。平沼氏は「伝統をしっかり守っていくことが必要だ」と強調した。【堀井恵里子】
ところで、郵政選挙で自民党から追い出された平沼赳夫氏は、日本会議国会議員懇談会の会長だったんですね。道理で、なんとかして自民党に復活させようとするはずです。あと、同懇談会に民主党の議員も加わっていることにも注目のこと。民主党の第2「保守党」としての本質を示すものです。