民主党・鳩山幹事長が、政府の新テロ対策法に対抗して、自衛隊のISAF参加を盛り込んだ法案をまとめる方針を表明。
自衛隊が海外で武力行使することを認める自民党と民主党――違いは、国連決議は必要ないか、必要かというところだけ――とでは、対決といってみてもこうなるのが落ち。
国連決議があろうとなかろうと、テロ報復戦争を直接軍事的に支援する給油活動はもちろん、武力掃討作戦を展開しているISAFへの参加も憲法違反だということを、まずはっきりさせることが重要です。
党方針にISAF参加明記=民主・鳩山幹事長
[時事通信 2007/10/15-17:50]民主党の鳩山由紀夫幹事長は15日午後、都内で講演し、17日に閣議決定される新テロ対策特別措置法案に対抗して打ち出す党の対テロ方針について「国際治安支援部隊(ISAF)のどのような行動をすべきかを、近日中にまとめる」と述べ、ISAF参加を盛り込む考えを示した。取りまとめの時期については「閣議決定のころ」と語った。
ISAFへの参加について、政府・与党は憲法9条が禁じる海外での武力行使に当たる可能性があると批判している。鳩山氏は「憲法の許す範囲の中で、考え方をまとめたい。ISAFの行動なら何でもやれと言うつもりはない」と述べ、治安維持活動などへの参加には否定的な考えを示した。