学力テストの結果、何が分かったか、何が報道されていないか

文部科学省が実施した全国一斉学力テストの分析結果が公表された。

メディアでは、いろんなことが報道されているが、一番肝心なのは報道されていない“あれ”、つまり、“うちの学校は、全国ランキングの何位なのか”という一番競争原理な問題。文科省は学校ごとの結果は公表しないとしているが、もちろん各学校には通知。テレビのニュースでも、結果が届いた学校の先生方がまっさきに確かめたのは自分の学校が何位だったということ。「これで、先生方がほっと安心しているうちはいいが、学校ごとの結果が公表されれば、アホな「競争」が始まり、足立区のような事態になることは必至。

親の経済格差が子どもの学力に影響(TBS News-i)
全国学力テスト結果公表、基本知識あるも応用力に課題(読売新聞)
全国学力調査、「活用力」に課題 文科省が結果公表 (朝日新聞)

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どっちに転んでも消費税増税ってか?!

経済財政諮問会議の民間議員が、基礎年金の財源を「全額税方式」とした場合に消費税を約7%引き上げなければならないとの試算を同諮問会議に提出するつもりらしい。

狙いの1つが、民主党の掲げる「全額税方式」にたいする攻撃にあることは明らかだろうが、もう1つ見逃せないのは、それとの対比で、「国庫負担2分の1化」はわずか1%でできるとして、消費税増税に世論を誘導しようという企みがあること。むしろ、派手な民主党攻撃は表向きのことで、ホンネは消費税増税への世論づくりにあると見るべきだろう。

それにしても、経済財政諮問会議の民間議員というのは、ホントろくなことをしませんなぁ?

消費税7%分が必要 基礎年金全額税方式で試算 諮問会議に提示へ(東京新聞)

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