自民党・福田総裁が、民主党・小沢代表に「連立政権」の協議を打診。
自民・民主連立だからといって、公明党が野党になるとは考えられない(自民+公明はずぶずぶ、骨がらみだから。それに、「野党には実績はない」と連呼してきた党が野党になれる訳がない)。そうなると、野党は、共産党+社民党だけ?!
こんな翼賛議会、誰も望んでないぞ!!
首相 連立政権協議を打診
[NHKニュース 11月2日 20時31分]公明党の北側幹事長は、記者団に対し、「福田総理大臣と、民主党の小沢代表との間で、連立政権の話をした。小沢代表は、持ち帰って協議することになった」と述べ、福田総理大臣が、民主党に対し、連立政権に向けた協議を始めるよう、打診したことを明らかにしました。
自民・民主党首会談で、連立の話が出たと聞いている=与党幹部
[ロイター 2007年 11月 2日 20:28 JST][東京 2日 ロイター] 与党幹部は2日夜、今夕行われた福田康夫首相と小沢一郎民主党代表の党首会談で、福田首相から連立政権について提案があったことを明らかにした。
この提案は小沢代表が民主党に持ち帰って議論するという。同幹部は、民主党がこの提案を受諾すれば連立政権の協議に入ると述べた。
【追記】
民主党は、役員会を開き、自民党からの連立協議の申し入れを拒否することを決定。
しかし、自衛隊を恒久的に海外に派兵する法案を作る代わりに、インド洋の給油継続に協力する、って、いったいそりゃ何じゃ?! あっちでも自衛隊海外派兵、こっちでも海外派兵…。一挙両得で、憲法蹂躙だけが恒久化。
首相が連立政権へ協議提案 民主党は拒否
[中日新聞 2007年11月2日 21時50分]福田康夫首相(自民党総裁)と民主党の小沢一郎代表は2日午後、国会内で2度目の党首会談を行った。首相は民主党との連立政権樹立に向け協議することを提案したが、民主党は2日夜の役員会で、福田首相の連立協議の提案を拒否する方針を確認した。次回会談の日程は未定。
会談に同席した自民党の伊吹文明幹事長から報告を受けた公明党の北側一雄幹事長によると、小沢氏は会談で国際的な平和活動のために自衛隊海外派遣を随時可能にする「恒久法」の必要性を強調。恒久法の中身について民主党の主張を取り入れて検討するなら、インド洋での海上自衛隊による給油活動を再開するための新テロ対策特別措置法案の成立に協力する考えを示したという。(共同)
【さらに追記】
民主党は、いったん持ち帰って、役員会で協議したうえで連立協議を断ったことについて、あれこれ憶測が流れています。つまり、小沢代表が小沢グループを引き連れて、自民党と連立するのではないか、という話です。その点でいえば、小沢代表が、記者会見で、わざわざ「連立すべきでないという意見をもつ人が多数を占めた」と述べて、「連立すべきだ」という意見を持った役員がいたことを事実上明らかにしたことも、いかにもわざとらしい話だと思います。
しかし、いま小沢グループだけが自民党と組んでみても、それで小沢氏が首相あるいは自民党総裁になれるかというと、そう単純ではないし、次の総選挙で自民党はともかく、小沢グループが有権者からそっぽを向かれる危険もあります。次の総選挙で民主党が勝つ可能性も十分ある訳で、みすみすそれを潰すような「大連立」に踏み込むのか、という疑問もあります。
そういうことを考えると、小沢流“ガラガラぽん”の始まりという見方は、やっぱり成り立たないのではないかという気もするのですが…。
大政翼賛会の末裔は大政翼賛会を作るしか能がない。
小沢氏にその気がなくても、周りが反乱を起こすかもしれない。
要注意、民主党。