まだ東京に招致されることが決まった訳でないのに、オリンピックのための予算が300億円も増えることに。
東京都 五輪7競技会場変更へ
[NHKニュース 11月6日 7時3分]2016年夏のオリンピック招致を目指している東京都は、開催計画の競技施設の配置をよりコンパクトにするために26競技のうち7競技について会場を変更する方針を固めました。この計画の変更で、都ではおよそ300億円の費用を追加する必要があるとしています。
2016年夏のオリンピックをめぐり、東京都などでは競技施設の配置について当初の計画の見直しを進め、26競技のうち7競技で会場を変更する方針を固めました。具体的にはセーリング、トライアスロン、バレーボールとビーチバレー、それに射撃、水泳、馬術、サッカーの一部について会場が変わります。中でも、バレーボールの会場を世田谷区の駒沢オリンピック公園から渋谷区の代々木公園内に新設する体育館に移すことで競技施設のほとんどが半径8キロの圏内に入るより「コンパクト」な計画となります。
一方で、こうした施設を新たに作ったりすることで2075億円と見込まれてきた競技施設の整備費については、およそ300億円を追加する必要があるということです。東京都などでつくる招致委員会は6日開かれる総会でこの計画を協議する予定ですが、今後、都の負担分が増える可能性もあり、住民の理解を求めていくことがいっそう必要になります。