サブプライム問題、みずほ証券が1000億円を越す損失を出し、新光証券との合併延期、と日経が報道。
これについて、みずほ証券は「合併期日の変更を決めた事実はない」とコメントを発表したが、サブプライム問題での損失について触れていない分、逆にこれは事実ということか。
みずほ証券、サブプライム損失1000億円超・新光と合併延期へ(NIKKEI NET)
合併期日の変更を決めた事実はない=一部報道でみずほ証・新光証(ロイター)
みずほ証券、サブプライム損失1000億円超・新光と合併延期へ
[NIKKEI NET 2007/11/09 16:01]みずほフィナンシャルグループ(FG)は9日、傘下のみずほ証券と新光証券の合併を当初予定の来年1月から延期する方向で最終調整に入った。米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題に絡むみずほ証券の損失が1000億円超へ拡大する可能性があり、同社の2008年3月期業績を見極めて合併比率などを見直す必要があるとの判断に傾いた。サブプライム問題が邦銀の経営戦略に影を落とし始めた。
みずほFGは今年1月、系列の準大手証券である非上場のみずほ証券と上場企業の新光証券を合併させると発表。合併で預かり資産が国内4位、営業収益では3位の大手総合証券が来年初めに誕生する予定だった。
合併期日の変更を決めた事実はない=一部報道でみずほ証・新光証
[ロイター 2007年 11月 9日 15:52 JST][東京 9日 ロイター] 新光証券とみずほ証券は9日、両社が合併を延期する方向で最終調整に入ったとする一部報道について、合併期日の変更を決めた事実はないとするコメントを発表した。
9日付日経新聞夕刊は、みずほフィナンシャルグループが、みずほ証券のサブプライム関連の損失が1000億円を超す可能性があるため、両社の合併期日を延期する方向で調整に入ったと報じた。
合併期日の変更問題でも、日経が報じているのは、あくまでみずほフィナンシャルグループの話。みずほ証券と新光証券が、すでに合併延期を決めたとは報道していない。こういう回りくどいコメントを出すということは、日経の記事があたっている、ということではないか。