娘さんに批判された山口二郎氏

「朝日新聞」11月11日付耕論欄「政治は大丈夫か」で、北海道大の山口二郎氏が姜尚中氏と対談をされている。テーマは、「大連立」をめぐって民主党が「よろめいた」問題。

その中で、山口二郎氏は、小沢氏の「大連立」→辞任騒動について、次のように発言されている。

 山口 一言でいえば有権者に対する裏切りだ。……

 山口 政権交代を起こすには、民主党が中道左派的路線を展開して勝負をかけるという原点が小沢さんには常にあると思っていたが、それがなかった。

しかし、山口氏は、そんな民主党のお先棒を担いできたのだから、「あると思っていたが、それがなかった」ではすまないはず。民主党の一部にというならまだしも、小沢一郎氏に「中道左派的路線」を展開するという「原点」が「常にある」などというのは、見誤りもいいところ。自分がなぜ見誤ったのかもう少し謙虚に反省していただきたいもの。

ところで、対談の中で、山口二郎氏は、こうも発言されている。

高校生の娘からは「お父さん、もう民主党の応援やめるんでしょ」と言われている。

民主党にたいする見方としては、娘さんの方がまとも。しかし、娘さんの批判にどう答えたか、山口氏は発言されていない。

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