カナダ下院で、従軍慰安婦問題で日本政府に謝罪を求める決議を可決。
慰安婦問題、カナダも謝罪求める決議(TBS News-i)
カナダ:従軍慰安婦決議を採択 日本政府に公式謝罪要求(毎日新聞)
カナダ下院、慰安婦問題の謝罪求める決議採択(asahi.com)
慰安婦問題、カナダも謝罪求める決議
[TBS News-i 2007年11月29日10:50]従軍慰安婦問題を巡り、カナダ議会の下院は28日、日本政府に謝罪を求める決議案を採択しました。
カナダの下院は28日、従軍慰安婦問題について、日本政府に「公式かつ誠意ある謝罪」と完全な責任を取るよう求める決議を、全会一致で採択しました。
決議には法的拘束力はなく、「日本は敗戦以降、過去の行為を償い、国連を通して国際平和に貢献してきた」と明記するなど、日本側への配慮も見られます。
決議案は、野党の中国系議員、オリビア・チョウ氏が提出したもので、日本政府は、今年春頃から決議回避に向けてカナダ側に働き掛けていました。
慰安婦問題をめぐる海外の議会決議は、最近になって、アメリカ、オランダに続いて3例目です。
カナダ:従軍慰安婦決議を採択 日本政府に公式謝罪要求
[毎日新聞 2007年11月29日 10時13分]カナダ下院は28日、第二次大戦中の従軍慰安婦問題をめぐり日本政府に謝罪などを求める決議案を全会一致で採択した。同問題での外国議会による最近の決議は今年7月の米国、今月9日のオランダに次ぎ3例目。拘束力はないが、日本政府への国際的な不信感の広がりを示した形となった。
決議は、第二次大戦中に「旧日本軍がアジア・太平洋地域で女性に性奴隷になるよう強制した」事実があるとし、日本政府に「公式かつ誠意ある謝罪」を含め完全な責任を取るよう求めた。しかし日本が敗戦以降、過去の行為を償い、国連を通して国際平和に貢献してきたと明記するなど、当初の非難色はかなりトーンダウンしている。(共同)
カナダ下院、慰安婦問題の謝罪求める決議採択
[asahi.com 2007年11月29日11時06分]カナダ下院は28日、第2次大戦時の「従軍慰安婦」問題をめぐり日本政府に謝罪を求める決議案を全会一致で採択した。法的拘束力はないが、カナダ政府が日本に必要な措置をとるよう求めている。
決議は「旧日本軍は性的強制労働の目的で女性の徴用を命じた」とし、日本が全被害者に「正式で誠意のある謝罪」をするよう求める内容。
今年3月に下院の小委員会が採択した決議案では、日本が学校教科書に慰安婦の事実を記述することも求めていたが、最終的にはその部分は削除され、非難色が薄められた。
決議案は今年3月、当時の安倍首相による慰安婦をめぐる発言が報じられた後、野党の新民主党の中国系女性議員が提出していた。今年7月、米下院も日本の謝罪を求める決議を採択している。