沖縄の「集団自決」への日本軍の関与が検定で削除された問題について、日本会議国会議員懇談会が教科書修正に反対決議。
自分たちに都合のいい人間だけから聞き取りをして「軍関与がなかったことが証言で明らかになった」というのは、盗人の開き直りと同じ。記述を修正したら教科書への信頼がなくなるといっていますが、一部の偏った意見だけを取り上げて軍関与を削除するような教科書こそが信頼されないのです。
「議員懇」教科書修正に反対
[NHKニュース 11月29日 5時46分]超党派の国会議員で作る日本会議国会議員懇談会は、高校の教科書検定で沖縄戦のいわゆる「集団自決」に日本軍が直接関与したという記述が削除された問題について、日本軍の強制性を強める修正を行うことは教科書への国民の信頼を傷つけるとして反対する決議を採択しました。
高校の教科書検定で「集団自決」に日本軍が直接関与したという記述が削除されたことに沖縄県で強い反発が起きたことを受けて、今月初め、教科書会社が文部科学省に対して日本軍の強制性を強める記述への修正を申請しました。これについて、超党派の国会議員で作る日本会議国会議員懇談会は、28日に総会を開き、問題の調査にあたってきた議員が「当時の状況を知る住民から聞き取り調査を行ったが、『集団自決を命じる軍の命令はなかった』と明確に証言した。逆に『命令はあった』と主張する住民からは協力が得られなかった」と報告しました。
これを受けて、懇談会は、日本軍の強制性を強める記述への修正が認められれば外部の圧力に基づいて政治が教科書の記述の修正を強行したことになり、教科書への国民の信頼を傷つけることになるとして、修正に反対する決議を採択しました。
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