沖縄米兵による少女暴行事件で「綱紀粛正」が言われているにもかかわらず、酔っぱらい運転、酔っぱらって住居侵入、ニセ札づくりと、海兵隊員による事件が連続。
海兵隊は、米軍が外国に出て行くときに最初に相手国に乗り込む、いわば“殴り込み”専門の部隊。いまも、イラクやアフガンで無辜の市民を攻撃している。そんな部隊に「綱紀粛正」を求めても、もともとかなうはずもない。
沖縄米兵が20ドル札偽造、書類送検へ(読売新聞)
酒酔い米兵、住居侵入 名護署、容疑で逮捕(沖縄タイムス)
米海兵隊員を酒酔い運転容疑で逮捕 沖縄県警(朝日新聞)
沖縄米兵が20ドル札偽造、書類送検へ
[2008年2月19日11時28分 読売新聞]沖縄県警は、米海兵隊牧港補給地区(浦添市)の隊員で20歳代の男を、外国通貨偽造・同行使容疑で月内にも那覇地検に書類送検する方針を固めた。
隊員の身柄は海兵隊が拘束しており、地検は起訴後に引き渡しを求める。
調べによると、男は昨年11月ごろ、パソコンとプリンターを使って20ドル札数十枚を偽造。同県うるま市内の商業施設での買い物や、タクシー料金の支払いに数枚を使った疑い。
商業施設の売り上げ金を預かった銀行が偽札と鑑定し、県警に届けた。県警は店員らの証言から外国人の犯行とみて捜査、容疑者の似顔絵を米軍に提供し、男を割り出した。任意で事情聴取を進めており、男は容疑を認めているという。
これまで特徴の似た十数枚が見つかっており、いずれも透かしがないという。県警は他に使用した隊員がいる可能性もあるとみて調べている。
酒酔い米兵、住居侵入 名護署、容疑で逮捕
[沖縄タイムス 2008年2月18日(月) 夕刊 1面]名護市辺野古の民家に不法侵入したとして、名護署は十八日、住居侵入の疑いで、キャンプ・シュワブ所属の米海兵隊伍長、ショーン・コーディー・ジェイク容疑者(21)を現行犯逮捕した。ジェイク容疑者は酒に酔っており、「覚えていない」と否認しているという。米兵による女子中学生暴行事件を受け、トーマス・シーファー駐日米国大使とブルース・ライト在日米軍司令官が再発防止策の検討を発表してから六日目に起きた事件。後を絶たない米兵による犯罪に、基地周辺の住民や自治体の首長から反発の声が上がっている。
調べでは、ジェイク容疑者は十八日未明、同市辺野古の一軒家に侵入した疑い。同午前四時二十五分ごろ、この家に住む無職女性(54)がジェイク容疑者が家の中のソファで寝ているのに気付き一一〇番通報。駆けつけた同署員が逮捕した。
女性は家族と住んでおり、ジェイク容疑者と面識はなかった。
民家はキャンプ・シュワブに近い住宅街。鍵が壊されたり、室内が荒らされたりした形跡はなかったという。同署はジェイク容疑者が窓や玄関などから侵入した可能性があるとみて調べている。
十七日には、沖縄市中央の県道で酒を飲んで普通乗用車を運転したとして、道路交通法違反(酒酔い運転)の疑いで、キャンプ・フォスター所属の米海兵隊伍長の男(22)が現行犯逮捕されている。
米海兵隊員を酒酔い運転容疑で逮捕 沖縄県警
[asahi.com 2008年02月17日19時19分]沖縄県警は17日、在沖縄米海兵隊員のトニー・アレクサンダー・ガルシア容疑者(22)を道路交通法違反(酒酔い運転)の疑いで逮捕した。容疑を認めているという。在日米軍は、沖縄の海兵隊員が女子中学生に暴行したとして逮捕された事件を受けて綱紀粛正を約束。沖縄の海兵隊は、隊員に対する倫理指導を強化していた。
調べによると、ガルシア容疑者は17日午前7時すぎ、沖縄市中央1丁目で、酒に酔った状態で車を運転していた疑い。
米軍嘉手納基地のゲートから沖縄市役所方面へ向かう「コザ ゲート通り」を蛇行運転する車両を県警の捜査員が発見。運転していたガルシア容疑者を調べたところ、呼気からアルコールが検出されたという。
「コザ ゲート通り」は、女子中学生を暴行したとして逮捕された海兵隊員が女子中学生に声をかけた場所とされる。