リクルート社の調査で、2009年3月卒業予定者の採用は、今年よりさらに早くなると考える企業が41%にのぼることが明らかに。
09年春の新卒採用、早期化の傾向強まる・リクルート調べ(NIKKEI NET)
08年卒の採用数について、「計画通り」「計画より多い」が合わせて54.2%ある一方で、39.4%が「計画より少ない」と回答。このあたりの“人材不足”感から、「より優秀な人材の確保」「競合対策」のために、採用時期が早まるという結果につながっているようだ。
しかし、すでに就活は大学3年生の時期に移りつつある。これ以上早くして、いったいどうするつもりなのか?
09年春の新卒採用、早期化の傾向強まる・リクルート調べ
[NIKKEI NET 2008/02/19 20:36]リクルートが19日にまとめた「2009年3月卒業予定者の採用に関するアンケート」によると、約4割の企業が09年春の新卒採用スケジュールを08年春より前倒しする見通しであることがわかった。学生の応募受付期間についても、3社に1社が08年春より「長くなる」としている。採用難を背景に、新卒採用の早期化と長期化の傾向が一段と強まっていることが浮き彫りになった。
08年春の新卒採用について、前年よりスケジュールが「早まった」と答えた企業は51.2%で、前年度(49.0%)よりさらに増えた。09年春の新卒採用スケジュールが08年春より「早まる」と回答した企業は41.4%で、こちらも前年度(40.4%)を上回った。
スケジュールを前倒しする理由としては、「より優秀な人材の確保」(82.9%)が最も多く「競合対策」(56.9%)が続いた。08年春の新卒採用人数が「計画より少なかった」企業の割合は「若干少ない」と「かなり少ない」の合計で39.4%。前年度(40.6%)をわずかに下回ったものの、「依然として採用難の傾向が続いている」(就職ジャーナル編集部)。
元データは、こちら。↓
リクルート社:就職ジャーナル版『就職白書2007』(PDF, 282Kb)