家族の怒りまで辞任拒否の口実にする石破大臣

清徳丸の乗務員の家族を訪問して、家族・親戚から厳しい言葉を受けた石破防衛相。

ところが、訪問を終わったとたん、「『大臣に原因究明・再発防止をやってほしい。政争の具にされるのは嫌だ』という家族の気持ちを深く受け止める」と、家族の怒りまで、辞任拒否の口実にしてしまった…。唖然 (-_-;)

石破防衛相:イージス艦事故で家族らに謝罪、辞任は否定(毎日新聞)
石破防衛相、吉清さん親子の家族・漁協関係者に謝罪(読売新聞)

もちろん、人命にかかわる事故。「政争の具」にしてよいはずはない。まずは救援捜索と真相解明、そして責任追及、再発防止をしっかりやらなければいけない。しかし、人命にかかわる事故を、「自分のところに報告があがってくるのが遅い」と言って「危機管理」の問題にすりかえようとしたのは、石破大臣、あなたですよ。

石破防衛相:イージス艦事故で家族らに謝罪、辞任は否定
[毎日新聞 2008年2月21日 21時31分 (最終更新時間 2月22日 0時44分)]

 石破茂防衛相は21日、イージス艦事故後初めて千葉県勝浦市を訪れ、行方不明となっている吉清(きちせい)治夫さんと長男哲大(てつひろ)さんの家族らに「あってはならない事故が起きたことは本当に申し訳ない」と謝罪した。野党の辞任要求について、記者団に「『大臣に原因究明・再発防止をやってほしい。政争の具にされるのは嫌だ』という家族の気持ちを深く受け止める」と述べ、辞任を否定した。
 事故に関する防衛省発表への批判に対しては「時間が違うと違う情報が入ってくることがある。二転三転というよりその時点で入った情報を明らかにしている。間違った受け取られ方をする情報の出し方は適切ではないので、より良い、混乱させない出し方を気をつける」と述べた。【田所柳子】

石破防衛相、吉清さん親子の家族・漁協関係者に謝罪
[2008年2月22日00時05分 読売新聞]

 石破防衛相は21日、海上自衛隊のイージス艦が衝突した漁船が所属する新勝浦市漁協(千葉県勝浦市)の川津支所を訪れ、行方不明になっている吉清(きちせい)治夫さん(58)と哲大(てつひろ)さん(23)親子の家族や、漁協関係者に謝罪した。
 石破防衛相は、同漁協の外記(げき)栄太郎組合長と堂本暁子・千葉県知事に対して、「大変にお騒がせして、ご迷惑をおかけしました」と深々と頭を下げた。これに対し、外記組合長は「(あたごが清徳丸の)『緑灯』を見たと報道されているが、事実とは違う」「(あたごの)見張りが十分ではなかったのではないか」などと述べて不快感を示した。さらに「(現場の)捜索状況についての情報を、組合にも伝えてほしい。何が見つかったのかくらいは教えてもらいたい」と要望した。
 石破防衛相は、「自分たちに有利なことを言おうというつもりはなく、捜索が最優先。可能な限り、情報提供していく」と話した。
 石破防衛相が面会後に同支所を出た直後、同支所前で待ちかまえていた治夫さんのおばの板橋よし子さん(76)が、「2人を返してほしい」と黒塗りの公用車越しに何度も声を張り上げた。

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