日曜日の学習会の準備で、いよいよ追い込まれる。
青年を対象にして、科学的社会主義の経済学について講義をするのだが、現実の経済問題とのつながりを念頭におきつつ基本のところをがっちり話してほしい、というのが現地の希望。与太話では、そんなことは何度も喋ってきたが、それをメインに、きっちり話せと言われると、何をどう話したらよいか、なかなかまとまらない。
準備をしてみて、自分自身が『資本論』の提起している問題を、十分つかみきれていないことも痛感。
現実の経済問題というのも、どこまで理解しているか。そのあたりも、特徴的なところだけでもしっかりデータで押さえておきたい。統計をどう見たらいいか、そんな話までできればもっといいのだが。
そんなこんなで、レジュメは1枚(詳しくするとぼろが出る)だが、資料は、怪しげな図解をふくめ、3部構成。自分の頭の中が整理しきれていないことが、そのまんま現われている。許されたい。m(_’_)m
ということで、往復の通勤電車では、気分転換にケインズ『一般理論』(岩波文庫)を読み始める。理屈はある程度知っていても、原典を読むのは初めて。本人がどういうふうに論を展開しているのか、それをたどるのは面白い。