日米安保条約では本来米軍が負担することになっている駐留経費を日本側が肩代わりする「思いやり予算」の根拠となる日米協定を、自民・公明が衆議院本会議で強行可決。
民主党は反対したが、小沢一郎代表はまたもや欠席。アメリカに盾突く法案に反対票を投じることは絶対にしないつもりのようだ。
思いやり予算、衆院通過 小沢氏は本会議欠席
[MSN産経ニュース 2008.4.3 18:19]在日米軍駐留経費負担(思いやり予算)に関する新特別協定案が3日午後の衆院本会議で、与党などの賛成多数で可決、衆院を通過した。民主党など野党は反対した。
一方、民主党の小沢一郎代表は同日の本会議を欠席した。欠席した理由について小沢氏は、千葉市内で記者団に「別な日程があったから、出なかった。言う必要はない。私には私のプライオリティーがある」と述べた。
新協定は、予算と同様、衆院の議決が優先されるため、5月3日までに承認される。ただ、旧協定期限が3月末に切れたため、予算を執行できない状態が続いており、日米両政府は月内に実施予定だった戦闘機の訓練移転を5月以降に先送りした。米軍住宅などの光熱水費は米側が立て替える。4月分の給与支払いが5月上旬となる労務費には影響が出ない見通しだ。