胡錦濤主席の早稲田大学訪問で、中国国旗を掲げるグループの向こうに、チベット亡命政府の旗を掲げる人たちが写っていますが、そのなかに、なぜか日の丸が写っています。夜9時のNHKニュースでは、警察に排除される青年が着ていたTシャツには、「草莽崛起」という文字がプリントされていました。
胡錦濤主席早稲田で講演。チベット解放を訴えるグループと中国国旗を掲げるグループがもみった=東京・早稲田大学大隈講堂前(MSN産経ニュース)
↓こっちの写真には、チベット問題とは何の関係もない「天皇陛下をホテルに呼びつける無礼を許すな」などというプラカードが写っています。
早大の大隈講堂前で、中国の胡国家主席の来日をチベットの旗などを掲げ反対する人々(時事通信)
私も、チベット問題の平和的な解決を求めるものです。また、抗議する人のなかには、真面目にチベット問題の平和的な解決を願って、集まった人もいると思います。しかし、騒いでいる人たちがどんな人たちで、どういうつもりで「抗議」に押しかけているのかは、推して知るべしです。
ちなみに、「オーマイ・ニュース」は次のように報じています。
写真はいずれもオーマイ・ニュースから
この騒動で集まった人々は、おおまかに3つのグループをなしていた。早大生の呼びかけに応じて集まった学生や市民のチベット支援グループ、中国人グループ、日の丸を掲げ「シナ」などの言葉を使いながら中国人グループを非難していた右翼のようなグループ(本物の右翼組織かどうかは不明)だ。警察の誘導のせいか、この3グループは別々の場所に陣取って、それぞれの主張を展開していた。