心と宗教

今日の「毎日新聞」夕刊の記事から。ノーベル賞をもらった江崎玲於奈氏がインタビューに答えて、こんなことを言われている。

――日本人のいう「心」には、<1>「サイエンスの心」と<2>「やまと心」の2種類がある。<1>は「思考し判断する知性」(mind)であり、<2>は「喜怒哀楽の感情」(heart)である。これからの日本人は、<1>を重視しなければならない。なぜなら、理性や理論は、国際的な議論のなかでも理解されるからだ。

「心のノート」「心のケア」、現代は「心」が氾濫する時代だが、大事なのは、そういう融通無碍な「心」ではなく、「サイエンスの心」、つまり理性や理論だというのはお見事というほかありません。

それにたいして、読売新聞が実施した「宗教」についての世論調査をみると、日本人が「宗教」として、何を考えているか、その一端が伺える。

特集ワイド:この国はどこへ行こうとしているのか 江崎玲於奈さん(毎日新聞)
宗教「信じない」7割、「魂は生まれ変わる」3割…読売調査(読売新聞)

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