鳩山由紀夫・民主党幹事長が、都内で開かれた「天皇陛下ご即位20年奉祝委員会」で、憲法を改正して「天皇は元首」と明記するように改めて訴えた。鳩山氏は、自分自身の改憲案でも天皇の元首化をうたった、根っからの「天皇元首化」論者。
これは、今朝の「読売新聞」4面の「発言録」に載っていたベタ記事。インターネットでは流れていないようなので、貼り付けておく。
「天皇は元首」明記訴え
[読売新聞 2008年6月6日付朝刊]民主党の鳩山幹事長は5日、都内で開かれた「天皇陛下ご即位20年奉祝委員会」(会長=岡村正・日本商工会議所会頭)の設立総会であいさつし、「憲法改正の議論の中で、『日本国は天皇を元首とする民主主義国家である』と書き込むべきだ」と述べた。鳩山氏は2005年、「国民統合の象徴である天皇を元首とする」と明記した独自の改憲試案を発表している。
ところで、「天皇陛下ご即位20年奉祝委員会」とはなんだ? と思ったら、こんな記事が流れていた。
09年11月12日を祝日に 天皇陛下即位20年を祝う議連(NIKKEI NET)
09年11月12日を祝日に 天皇陛下即位20年を祝う議連
[NIKKEI NET 2008/06/04 07:03]天皇陛下の即位20年を祝う超党派の議員連盟(会長・森喜朗元首相)は3日、国会近くで世話人会を開いた。「即位の礼」から満20年に当たる来年11月12日を祝日とする法案を秋の臨時国会にも提出し、早期成立を目指す方針を決めた。会合には自民党の二階俊博総務会長や民主党の鳩山由紀夫幹事長、無所属の平沼赳夫氏らが出席。小泉純一郎、安倍晋三、羽田孜の各元首相も顧問に名を連ねている。
う〜む、9年前にも、日本会議が中心になって即位10年の「国民祭典」というのをやったようだが、懲りない面々である。祝われる本人も迷惑なことだろう。日本会議大阪のホームページによれば、彼らは日本会議が「ご即位二十年奉祝から新憲法制定へ」という運動をやろうとしているらしい。
↓参考までに、即位10年の「国民祭典」についてはこちらを。
天皇陛下御即位十年をお祝いする国民祭典(BIGLOBE百科事典)