規制緩和路線の破綻

国交省が、タクシーの新規参入の規制強化を実施。

規制緩和しさえすれば全部うまくいくのではなかったの? 規制緩和路線の破綻を認めるなら、批判に耳を傾けず、規制緩和を推し進めてきた責任をはっきりさせてもらいたいものです。

タクシー規制:東京・大阪など、全国109地域に拡大――国交省(毎日新聞)
タクシー参入規制強化、全国8割が監視地域に 国交省(朝日新聞)

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経済同友会も、自民・民主と定期懇談

経済同友会が、自民党、民主党の幹部と懇談し、こんごも1カ月1回のテンポで定期的に懇談会をひらくことに。

すでに、日本経団連が自民、民主両党と定期的に会合をもっているが、これは1年に1回のこと。毎月懇談していくというのは、文字どおり、政党抱き込み策に他ならない。

経済同友会が自民・民主と定期懇談会 政策提言図る(朝日新聞)

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護衛艦の火災は乗組員の放火だった

青森県沖合でおきた取材ヘリの墜落事故。実はこのヘリは、海上自衛隊の護衛艦でおきた火災の取材のために飛んだものだった。で、その護衛艦火災は、実は乗組員の自衛隊員が放火したものだった。

護衛艦火災は放火 乗組員逮捕(NHKニュース)
海自護衛艦内に火を付けた乗組員逮捕…墜落ヘリの取材対象(読売新聞)
護衛艦火災で自衛隊員逮捕 容疑で「忙しく気めいる」(共同通信)

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利根川東遷は後から作られた伝説だった?!

小出博著『利根川と淀川』(中公新書)

“利根川や関東平野がどんなふうにでき上がったのか知りたいので、なにかいい本ない?” といって元地質屋さんのM川さんに教えてもらった本です。地質年代的なものを探していたのですが、読んでみたら、古代以来の利根川、淀川の変遷や流域地域の開発の歴史が書かれていました。

しかし、その中味はめちゃくちゃおもしろかった!! 僕は、いちおう日本史が専攻ですが、この本は、土木技術的、地質・地形学的な面から日本の古代、中世、近世の開発史を明らかにしていて、とても勉強になりました。

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コバケンは読響の指揮台でも踊っていた…

アリーナ・ポゴストキーナ(読売日響『月刊オーケストラ』2008年7月号から)

アリーナ・ポゴストキーナ

七夕の夜、読響のコンサートで池袋の芸術劇場へ行ってきました。プログラムは、以下のとおり。ヴァイオリン独奏はロシア出身のアリーナ・ポゴストキーナ。指揮は、小林研一郎氏。(今年25回目のコンサート)

  • リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲 op.34
  • モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K.218
  •    (休憩)
  • リムスキー=コルサコフ:交響組曲〈シェエラザード〉 op.35

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ブログの更新はめんどくさい?

総務省の調査によると、ブログは全部で1,600万、そのうち月1回以上更新されているのは300万だそうです。

僕は、いまのところ、ほぼ毎日更新を続けていますが、なるほど確かに、更新にはそれなりにエネルギーが必要。ブログを読んでくれた人からの反応がないと、とてもじゃないですが、やってられません。(^_^;)

更新ブログ2割未満 訪問者少なく面倒?(東京新聞)

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サミットは地球温暖化対策で何をしたのか?

洞爺湖サミットが終わりました。サミットの課題はいろいろあったが、地球温暖化問題について、サミットは何をしたのか。関連情報を集めてみた。

再送:〔焦点〕G8温室ガス削減合意に新興国から後退批判、09年末の決着に不透明要素(ロイター)
社説:北海道・洞爺湖サミット 先進国の削減責任が不明確だ(毎日新聞)
社説:G8合意、50年50%排出削減の微妙さ(日経新聞)
新興5か国が政治宣言、先進国により大きなCO2削減求める(読売新聞)
温室効果ガス削減目標、新興国と合意できずG8宣言の力不足示す(ロイター)

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何から始めるか?

といっても、レーニンの論文ではない。偉大なるワルモノ大先生がブログで、若者の理論学習について、30年ぶりに再会した学生時代の友人との会話として、こんなことを書かれていた。

はげしく学び はげしく遊ぶ(石川康宏研究室): 熱気あふれる東京学習ツアー

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『資本論』第1部 第25章

「近代的植民理論」と題した章。

第24章「いわゆる本源的蓄積」の最終節第7節「資本主義的蓄積の歴史的傾向」の末尾で、いわゆる“否定の否定”が述べられたところで、資本主義から「協業と、土地の共有ならびに労働そのものによって生産された生産手段の共有」を基礎とする「個人的所有」の再建が明らかにされて、資本主義から未来社会への移行が明確にされた。だから、話はここで“大団円”となるはずなのに、なぜかそのあとに第25章が…。

ということで、これまで「付け足し的」な章と思って、テキトーにしか読んでこなかったのですが、あらためてつらつら読んでみると、これが意外といろいろ大事なことが書かれていました。いや?、面目ない… (^_^;)

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やっぱり生命はタンパク質の存在様式だ!!

永田和宏『タンパク質の一生』(岩波新書)

「生命とは、タンパク質の存在様式である」とはエンゲルスの言葉 ((正確には、「生命とは蛋白体〔Eiweißkörper〕 の存在の仕方である。そして、この存在の仕方で本質的に重要なところは、この蛋白体の化学成分が絶えず自己更新を行なっている、ということである」(エンゲルス『反デューリング論』新日本出版社、古典選書シリーズ<上>、118ページ)。タンパク質はドイツ語でProteinもしくはEiweißstoff。EiweißkörperのEiweißは卵の白身という意味、Körperは「物体」「肉体」という意味、あるいは「気体」「液体」という場合の「体」に相当する語なので、直訳すれば文字どおり「蛋白体」です。エンゲルスは、これに続けて、「蛋白体とは、ここでは現代化学上の意味に解している。そして、現代化学は、この名前のもとに、普通の卵白に似た組成をもったすべての物質――別名でプロテイン物質とも言われている――を総括している」(同前)と言っているので、ここではエンゲルスが蛋白体=タンパク質の意味で使っていることは明白です。))ですが、この本を読むと、あらためて、“生命ってタンパク質なんだなぁ〜”と実感します。

DNAの2重らせん構造とか、DNAの4つの塩基コードがRNAに転写され、それにしたがってアミノ酸が合成され、そのアミノ酸が結びついてタンパク質がつくられる――高校の生物で習ったのは、まあだいたいこのあたりまで。しかし実際にはそんな単純ではなかったのです。

アミノ酸がずら〜〜っとつらなったもの(ポリペプチド)が、くねくねと折りたたまれて3次元の構造をとって、初めてタンパク質として活動するようになります。そのときに、ポリペプチドがうまく折りたたまれるのを助ける特別のタンパク質が、また存在しているのです。つくづく生命って、よくできてますねぇ〜 (^_^;)

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『蟹工船』 2008年“新潮文庫の100冊”に選ばれる

2008年新潮文庫の100冊

小林多喜二『蟹工船』が、今年の“新潮文庫の100冊”に選ばれて、書店に並んでいます。今日、新宿のブックファーストで新潮社の発行するパンフレット「2008新潮文庫の100冊」を手に入れました。

『蟹工船』はこんなふうに紹介されています。

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アメリカを朝鮮戦争に巻き込むため…スターリン書簡見つかる

先々週の「産経新聞」に出ていた記事。朝鮮戦争の開戦時に、ソ連が国連安保理を欠席した理由について、「アメリカを挑戦での武力行使に引き込むため」とするスターリンの手紙が見つかったというニュース。

朝鮮戦争の謎「ソ連の安保理欠席」スターリンの証言判明(MSN産経ニュース)
スターリンが米に韓国戦争参戦を誘導していた…極秘文書発見(韓国・中央日報)

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AO入試、廃止の動き

一時期、入試改革の「旗印」のようにもてはやされたAO(アドミッション・オフィス)入試をやめる大学が出始めたそうな。

AO入試が、受験生の学力低下をもたらす危険性は当初から指摘されていたこと。無責任な入試制度をつくって、学生を混乱させた揚げ句、ただやめますでは無責任でしょう。AO入試がなぜ失敗したか、ぜひとも検証してもらいたいものです。

AO入試、廃止の動き 大学生集めに有効だが…(NIKKEI NET)

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ホルンの超絶技巧 ヴラトコヴィチ&都響

東京都交響楽団第665回定期演奏会

すっかりブログに書き込むのを忘れておりましたが、6月25日、都響第665回定期演奏会(Aシリーズ)を上野・東京文化会館へ。いつもの定期はBシリーズ(サントリー)なのですが、今月は、前の週のB定期があれだったもんで、現役の作曲家でもあるペンデレツキさんのお顔も拝したく、1回券を買って聴いて参りました。(今年24回目のコンサート)

  • ペンデレツキ:弦楽のための小交響曲
  • ペンデレツキ:ホルンと管弦楽のための協奏曲 「ヴィンターライゼ」(日本初演)
  •   休憩
  • メンデルスゾーン:交響曲第3番 イ短調 「スコットランド」

ホルン・ソロはクロアチア出身のラドヴァン・ヴラトコヴィチ。

この日の圧巻は、そのブラトコヴィチが、アンコールで演奏したメシアンのホルン・ソロのための「恒星の呼び声」(「峡谷から星たちへ…」から)。演奏は、先日亡くなった元N響ホルン奏者・千葉馨氏に捧げられましたが、ホルンという楽器に、あんなに多彩な音があるとは知りませんでした。

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「ライン新聞」編集部へのマルクスの手紙

『前衛』誌上で、不破哲三氏「講座 マルクス、エンゲルス革命論研究」の掲載が始まりました。昨年おこなわれた研究講座の「誌上再現」ということになっていますが、連載第1回ですでに、研究講座のときよりさらに詳しく突っ込んで書かれている問題が出てきます。

その1つに、「ライン新聞」を舞台にしたマルクスの活動があります。マルクスは、1842年4月から「ライン新聞」に論説を掲載し始め、同10月には主筆として編集に全責任を負うことになりました。これによって、「ライン新聞」は面目を一新されました。

同紙でマルクスがたたかう目標としたものの1つに、プロイセンの検閲制度があります。そのために、マルクスは戦術も注意深く考えたのです。論文では、そのことを示すマルクスの手紙が2つあると指摘されていたので、その手紙を読んでみました。

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そりゃ儲かるはず セブン・イレブン・ジャパン 加盟店に仕入れ値知らせず

コンビニエンスストア・セブン・イレブンの加盟店が、「セブン・イレブン・ジャパン」を相手取って、商品仕入額を報告するように求めて提訴していた裁判で、最高裁が、加盟店側の要求を認め、請求を棄却した2審判決を取り消し、審理のやり直しを命じた。

そもそも、加盟店がコンビニ本部に商品仕入額の報告を求めるというのは一体どういうことか? と思ったら、セブン・イレブンでは、加盟店は、本部に商品を注文し、本部が一括発注している。そしてその代金は、本部が支払い、加盟店に請求するのだが、加盟店は仕入れ単価や値引き情報など、一切知らされないというのだ。

これでは、自分の店の仕入れがいくらか、加盟店の店長にはさっぱり分からない。仕入れ単価に上乗せされているかどうかも分からない。コンビニエンスストアのフランチャイズ契約をめぐっては、いろいろなトラブルがあるけれども、これほど本部がやりたい放題やっていたとは…。

セブン?イレブン:仕入れ価格、加盟店へ報告義務 最高裁が2審破棄、審理差し戻し(毎日新聞)
セブン―イレブンは加盟店へ仕入れ値報告を 最高裁判断(朝日新聞)

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イネは株分けで増やしたらしい

池橋宏『稲作の起源』(講談社選書メチエ)

池橋宏『稲作の起源』(講談社選書メチエ)。「照葉樹林文化」論批判。

イネの栽培は、焼き畑・陸稲から始まって、その後、水田・直播きが広がり、最後に今のように苗代を作って田植えをするという方法になったと、漠然と考えられているけれども、畑作から水田へという変化はなかなか大変。水田にして水をはるためには、耕作面を水平にしないといけないし、畦や用水路をつくるなど、技術的にもかなり高度なものが要求される。畑に潅漑をしていたら、自然と水田になった、というような簡単なものではない。

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国産ウナギは5匹に1匹

ウナギの産地偽装が問題になっていますが、たとえば2007年のウナギの国内生産量・輸入量をみると、輸入8万トンにたいし、国内生産量(養殖+天然)は2万3000トン。国内産の比率は全体の約22%しかありません。

つまり、5匹食べれば4匹は輸入もの。たとえ養殖であっても、そう簡単に国内産ウナギは食べられないのです…。

ウナギ偽装、全国一斉捜索(朝日新聞)

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