都立高校の校長先生が、都教育委員会に対して、職員会議での挙手・採決を禁止した通達の撤回を求めて、質問状を提出。
教育というのは、なによりも自発性が大事なところ。そこを「上意下達」で、「ものを言ってもムダ」「黙っていた方が身のため」などという場所にしてしまったのでは、ほんとうの教育がおこなえるはずがありません。
校長先生の勇気に、心からの声援を送りたいと思います。がんばれ!! 校長先生!
都立高校長が都教委に異議(TBS News-i)
職員会議:都教委の挙手禁止通知 撤回求め公開討論要求(毎日新聞)
都立高校長が都教委に異議
[最終更新:2008年8月5日(火) 0時53分]「職員会議で自由にものが言えない」。4日、都立高校の校長が東京都の教育委員会に対し異議を唱えました。
東京都立三鷹高校の土肥信雄校長(59)。都の教育委員会が2年前に出したある通知の撤回を求め続けています。
「職員会議において、教職員は挙手・採決をしてはならない」。この通知が出されてから、教師たちが急速にものを言わなくなったといいます。
「自分の意見をいくら言っても反映できないということになれば当然、教職員も『言っても意味がない』、あるいは『黙っていた方が将来にとって得だ』と。活性化して、より活動的な学校にしたいと思うんですけど、(自由な議論が)現実にはなくなってきている」(東京都立・三鷹高校 土肥信雄 校長)
土肥校長は4日、ついに通知の是非について公開討論を行うよう教育委員会に求めました。都の教育委員会は、土肥校長の要請について「回答するかしないかも含め検討したい」としています。(04日20:57)
職員会議:都教委の挙手禁止通知 撤回求め公開討論要求
[毎日新聞 2008年8月5日 東京夕刊]東京都教育委員会が職員会議で教職員による挙手や採決を全面禁止した問題で、通知の撤回を求めている都立三鷹高の土肥信雄校長(59)や教育評論家の尾木直樹さんらが4日、都教委との公開討論を求めて都庁で記者会見した。都教委に20日までの回答を求めている。
都教委の通知は06年4月に都立校向けに出されたが、土肥校長は校長会などで「教員の言論の自由を奪う」と撤回を求めてきた。先月10日、都教委に公開討論を申し入れたが拒否されたため、尾木さんや漫画家の石坂啓さんら4人の識者とともに会見。土肥校長は「生徒に民主主義を教えるのが学校。教員組織も民主的にならなければ」と訴えた。
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