ネットカフェに寝泊まりしていた女性が、トイレで出産し、嬰児をそのまま放置したとして逮捕される。
ここまで“ネットカフェ難民”が増えれば、当然、起こってもおかしくなかった事件だが、実際に起きてしまうと、やはり「ついに…」と思ってしまう。いったい日本はどこまで崩れてしまうのだろうか…。
保護者遺棄:ネットカフェで出産し放置、母逮捕 神奈川(毎日新聞)
ネットカフェを転々とするしかなかったぐらいなのだから、出産費用があるはずもない。「保護責任者遺棄」はやむを得ないが、彼女だけを責めてみても問題は何も解決しないだろう。
保護者遺棄:ネットカフェで出産し放置、母逮捕 神奈川
[毎日新聞 2008年10月2日 20時43分]
インターネットカフェのトイレで男児を出産し置き去りにしたとして、神奈川県警神奈川署は2日、住所不定、無職の女(30)を保護責任者遺棄容疑で逮捕した。男児は病院に運ばれたが、命に別条はないという。「お金が無くて何度かネットカフェで寝泊まりしていた」と供述している。
調べでは、女は9月29日午後8時ごろ、横浜市神奈川区鶴屋町2のインターネットカフェの女性用トイレで男児を出産。袋に入れて洗面台の収納棚に置き去りにした疑い。約45分後、トイレの清掃に来た女性店員が男児を発見した。
女はその直後にトイレに戻り、衣服に血が付いていたため署員が保護した。女は入院し、県警は2日の退院を待って逮捕した。【鈴木一生】