読売新聞の世論調査。内閣支持率よりも、ドラスティックに変化していたのは、解散・総選挙の時期。
例えば、同じ読売新聞の9月8日の世論調査では、解散・総選挙について「できるだけ早く行う」41.9%、「年内に行う」26.1%、合わせて68%が年内の解散・総選挙を望んでいた。ところが、今回の世論調査では、「今すぐ」と「年末・年始」合わせても37%。「今は衆院選より景気対策を優先するのがよい」70%という回答は、なかなか重いものがあるかも知れない。
内閣支持率微減し46%「選挙より景気対策」7割…読売調査(読売新聞)
内閣支持率微減し46%「選挙より景気対策」7割…読売調査
[2008年10月12日22時05分 読売新聞]
読売新聞社が10?12日に実施した全国世論調査(電話方式)によると、麻生内閣の支持率は45.9%で、内閣発足直後の前回(9月24?25日実施)を3.6ポイント下回った。不支持率は38.6%で5.2ポイント増えた。
米国発の金融危機に関連しては、「今は衆院選より景気対策を優先するのがよい」と思う人は70%で、「衆院選後に景気対策に取り組むのがよい」の25%を上回った。
世界的な金融危機と株価急落が、今後の日本の景気に悪い影響を与えるという不安を感じる人は88%に達した。
衆院選はいつ行うのがよいかを聞いたところ、「来年9月の任期満了までに行えばよい」34%が最も多く、「来年春ごろ」23%と合わせると約6割が来春以降を望んでいた。「今すぐ」は25%、「年末・年始」は12%だった。
衆院比例選で投票しようと思う政党では、自民39%(前回比2ポイント増)、民主31%(同2ポイント増)で大きな変化はなかった。政党支持率は自民38.7%(同1.3ポイント増)、民主24.3%(同1.5ポイント増)だった。
インド洋での海上自衛隊の給油活動継続については「賛成」47%が、「反対」40%を上回った。
詳細データは以下のとおり。
「内閣・政党支持と関連問題」 2008年10月調査(電話RDD方式):読売新聞
「内閣・政党支持と関連問題」 2008年10月調査(電話RDD方式)
▽調査日:2008年10月10-12日 対象者:全国有権者
方法:RDD追跡方式電話聴取法
発信用電話番号(対象全域バンク4)6000件
有権者在住世帯が確認できたもの 1820件
各世帯で有権者1人を無作為に指定(乱数方式)
有効回答 1056件(有権者世帯に対する回答率 58.0%)Q あなたは、麻生内閣を、支持しますか、支持しませんか。
答 1.支持する 45.9 2.支持しない 38.6 3.その他 1.3 4.DK.NA 14.2SQ1【前問の答えが(1)の人だけ】
支持する理由を、次に読みあげる5つの中から、1つだけ選んで下さい。
答 1.政策に期待できる 24.8
2.首相に指導力がある 30.2
3.首相に安定感がある 10.0
4.閣僚の顔ぶれがよい 4.1
5.自民党と公明党の連立政権だから 25.5
6.その他 0.6
7.DK.NA 4.8SQ2【前問の答えが(2)の人だけ】
支持しない理由を、次に読みあげる5つの中から、1つだけ選んで下さい。
答 1.政策に期待できない 32.9
2.首相に指導力がない 8.1
3.首相に安定感がない 11.7
4.閣僚の顔ぶれがよくない 13.6
5.自民党と公明党の連立政権だから 31.1
6.その他 0.2
7.DK.NA 2.3Q 今、どの政党を支持していますか。1つだけあげて下さい。
答 1.自民党 38.7 5.社民党 0.8
2.民主党 24.3 6.国民新党 0.1 9.その他の政党 —
3.公明党 3.7 7.改革クラブ — 10.支持政党なし 26.5
4.共産党 2.4 8.新党日本 — 11.DK.NA 3.6Q 麻生首相と、民主党の小沢一郎代表とを比べた場合、どちらが首相にふさわしいと
思いますか。
答 1.麻生首相 55.9 2.小沢代表 23.4 3.DK.NA 20.7Q 衆議院の解散・総選挙は、いつ行うのがよいと思いますか。次の4つの中から、1
つだけ選んで下さい。
答 1.今すぐに行う 24.9
2.年末・年始に行う 12.3 4.来年9月の任期満了までに行えばよい 33.8
3.来年春ごろに行う 23.4 5.DK.NA 5.7Q 仮に今、衆議院選挙が行われるとしたら、そのうちの比例代表選挙では、どの政党
に投票しようと思いますか。1つだけあげて下さい。
答 1.自民党 38.9 5.社民党 1.1
2.民主党 31.4 6.国民新党 — 9.その他の政党 —
3.公明党 4.4 7.改革クラブ — 10.決めていない 15.7
4.共産党 2.6 8.新党日本 — 11.DK.NA 5.9Q 次の衆議院選挙のあとに、どのような政権ができるのが望ましいと思いますか。次
の4つの中から、1つだけ選んで下さい。
答 1.自民党中心の政権 22.4
2.民主党中心の政権 18.0
3.自民党と民主党による大連立政権 25.0
4.政界再編による新しい枠組みの政権 28.4
5.その他 0.3
6.DK.NA 6.0Q 衆議院の解散・総選挙と景気対策について、今は、解散・総選挙よりも景気対策を
優先するのがよいと思いますか、それとも、解散・総選挙のあとで景気対策に取り
組むのがよいと思いますか。
答 1.景気対策を優先 70.3 2.総選挙後に取り組む 24.5 3.DK.NA 5.2Q 世界的な金融危機と株価の急落が、今後の日本の景気に悪い影響を与えるという不
安を感じますか、感じませんか。
答 1.大いに感じる 67.1 3.あまり感じない 4.6
2.多少は感じる 20.7 4.全く感じない 2.6 5.DK.NA 5.1Q 政府は、現在、インド洋に海上自衛隊の艦船を派遣して、多国籍軍の船に給油活動
を行っています。派遣の期限となる来年1月以降も、給油活動を続けることに、賛
成ですか、反対ですか。
答 1.賛成 46.6 2.反対 39.9 3.DK.NA 13.5Q 中山成彬前国土交通大臣が、一連の問題発言の責任をとって就任から5日目で辞任
しましたが、麻生首相の任命責任は、どの程度あると思いますか。
答 1.大いにある 26.8 3.あまりない 21.2
2.多少はある 27.4 4.全くない 14.9 5.DK.NA 9.7