閣僚の資産公開で、「毎日新聞」が面白い記事を載せていました。
株価急落によって、麻生内閣の閣僚とその家族が保有する株の資産価値が9億4821万円も目減りしたというのだ。含み損の大部分は鳩山邦夫総務相の約8億9900万円だが、「大変だ、大変だ」といって税金をつかって景気対策や株価対策をやろうっていうのは、結局、自分の資産を守るためなんじゃない?!
閣僚資産公開:保有株9億円超目減り 内閣発足時比(毎日新聞)
閣僚資産公開:保有株9億円超目減り 内閣発足時比
[毎日新聞 2008年10月24日 22時23分(最終更新 10月24日 22時34分)]
株価急落に伴い、麻生内閣の閣僚とその家族が保有する上場株の価格が、内閣発足時に比べこの1カ月で9億4821万円も目減りしていることが24日の資産公開で分かった。上場株を保有するのは18閣僚のうち14人。含み損の多くは鳩山邦夫総務相の約8億9900万円が占め、河村建夫官房長官を除く13人が損失を被っている。7閣僚は600万円以上の損失だった。
米大手証券会社のリーマン・ブラザーズが破綻(はたん)したことなどを受け、内閣発足の9月24日に終値1万2115円だった日経平均株価は、1カ月後の10月23日には8460円まで急落した。東証2部など他の証券取引所の株も軒並み値を下げた。
閣僚の中で保有株数が突出している鳩山総務相は、ブリヂストンの37万5000株など14銘柄が下落し、総額80億円超だった保有株価は23日時点で約71億円になった。武田薬品、三菱地所など8銘柄を持つ金子一義国交相は846万円、新日本製鉄、東京電力など8銘柄の石破茂農相は747万円の損失だった。与謝野馨経済財政担当相は妻の所有する株の含み損が852万円に上った。麻生太郎首相の場合、父の太吉氏が創業した麻生グループ株(20万株)は非上場だが、他の上場株で659万円の損失。
多額の含み損が出たことについて、石破農相は「株はすべて父親から相続した。株価に一喜一憂している立場ではないし、資本主義経済では政府ができることは少ない」と話した。鳩山総務相は「株式が財産の過半を占めているので、株価が下がれば資産も激減する」とコメントした。
ただ1人損失がなかった河村官房長官は、1450株持つ中国電力株が115円値を上げ、他銘柄の下落と差し引き8万円のプラスになった。
副大臣では平田耕一、竹下亘両副財務相の1億815万円、4210万円の損失が目立った。【篠原成行】