今日は、久しぶりに本来の職場に出勤。仕事が終わってから、久しぶりにコンサートを聴いてきました。東京フィルハーモニー交響楽団のサントリー定期演奏会。指揮は渡辺一正さん。
- 武満 徹:弦楽のためのレクイエム
- マルティヌー:弦楽四重奏と管弦楽のための協奏曲
- ベルリオーズ:幻想交響曲 op.41
前半2曲は、仕事疲れもあって、爆睡。(^^;)
武満さんの作品は、ほんとコンサートでまともにきいた試しがありません。もわもわもわ、ぞわぞわぞわと始まると、たちまち睡魔の虜に…。
2曲目は、オーケストラと弦楽四重奏団の共演という珍しい作品。それをモルゴーア・クァルテットが演奏してくれるのだから、ほんとならなかなか聴き応えのある曲だったはずなのですが…。
で、すっかり眠気もなくなって、後半、幻想協奏曲はしっかり聴かせていただきました。弦が非常に繊細で、シャープな音を響かせていました。それから金管も大奮闘。第5楽章の鐘は、舞台袖で、したたかに打ち鳴らされて、なかなかの凄みを出していました。
しかし、全体としては、音が硬く、木管と弦のからみ方が不足気味で、だんだん狂気に落ち込んでいくおどろおどろしさがイマイチ伝わってきません。東フィルらしいといえば東フィルらしいのかも知れませんが、いかにも生真面目な演奏でした。
それから、あと1つ。渡辺一正氏の茶髪が、イマイチ似合ってませんでした。(^^;)
【演奏会情報】
指揮:渡邉一正/弦楽四重奏:モルゴーア・クァルテット(第一ヴァイオリン:荒井英治、第2ヴァイオリン:戸澤哲夫、ヴィオラ:小野富士、チェロ:藤森亮一)/コンサートマスター:荒井英治
【追記】
10月のコンサート。ブログに書き忘れてたので、記録だけ。
10/14(火) 都響サントリー定期
ドビュッシー:バレエ音楽『遊戯』
メシアン:トゥランガリラ交響曲
指揮:イラン・ヴォルコフ/ピアノ:児玉桃/オンドマルトノ:原田節
今年はメシアン生誕100年とかで、あっちこっちでメシアンをやっている。トゥランガリラをナマで聴くのは3度目か? 指揮者、オケ、ピアニストはそのたびに変わっても、オンドマルトノはいつも原田”節(ぶし)”…。解説を読んでいて、「トゥランガリラ」は「トゥランガ・リラ」であったことを初めて知る(「トゥラン・ガリラ」だと思っていた)。
10/17(金) 新日本フィル・トリフォニー定期
ベートーヴェン作曲交響曲第1番ハ長調op.21
ベートーヴェン作曲交響曲第7番イ長調op.92
指揮:ヴォルフ=ディーター・ハウシルト
仕事のために15分ほど遅れてしまい、タッチの差で楽章間に滑り込めず、結局きけたのは後半だけ。名演だったとみんないうけれど、僕はイマイチ…。
10/19の東フィル&プレトニョフのショスタコ9番と、11/2の新日本フィル・トリフォニー定期は、仕事のために聞きに行けず…。う〜む、残念。