シャープが、広島県福山工場の派遣労働者300人を年内にも削減することを決定。
パナソニックは、大阪府茨木工場でのプラズマ・ディスプレーの生産を打ち切り、尼崎工場に集約すると発表。これにともない、茨木工場の従業員900人のうち350人が尼崎工場に配置転換になるとのことだが、残り550人は首をきられるということか。
シャープ 派遣従業員を削減へ(NHKニュース)
プラズマパネル、尼崎工場に生産集約へ パナソニック(神戸新聞)
シャープ 派遣従業員を削減へ
[NHKニュース 11月21日 6時12分]
大手電機メーカーの「シャープ」は、世界的な景気減速の影響で半導体の生産調整を行うのに伴い、年内にも広島県福山市の工場の派遣従業員およそ300人を削減する方針を固めました。また、売れ行きが鈍っている液晶パネルや携帯電話の工場でも派遣従業員の削減を検討するとしています。
関係者によりますと、シャープは、世界的な景気減速の影響を受けて半導体の需要が減っていることから生産調整を行わざるをえないと判断し、これに伴って広島県福山市の半導体工場で働いている派遣従業員の大半にあたるおよそ300人を年内にも削減する方針を固めました。また、会社では、液晶パネルを生産している三重県亀山市の工場や携帯電話を生産している広島県東広島市でも、生産調整に伴う派遣従業員の削減を検討するとしてます。
これらの製品は新興国などの経済成長に伴って生産を増やしていたもので、世界の実体経済の悪化が国内の雇用にも直接影響し始める形となりました。
プラズマパネル、尼崎工場に生産集約へ パナソニック
[神戸新聞 2008/11/20 09:48]
パナソニックは19日、年内をめどに茨木工場(大阪府茨木市)でのプラズマテレビ向けパネル(PDP)生産を打ち切り、尼崎工場(尼崎市)に集約すると発表した。
茨木工場は現在、月間12万台(42型換算)のプラズマパネルを生産。尼崎工場への移管により年間約40億円のコスト削減が見込めるほか、約6.5万トンの二酸化炭素(CO2)削減も可能という。茨木工場の従業員約900人のうち約350人が尼崎工場に配置転換となる。茨木工場は今後、プラズマ、液晶の薄型テレビ全体の開発拠点となるほか、テレビの生産機能は残す。
尼崎工場では、来年五月に世界最大のプラズマパネル生産ラインが稼働する予定で、既存のラインと合わせてフル稼働時に月産約180万台体制となる見通し。
すでに報道されているが、トラック4社だけで人員削減が2000人になるらしい。
トラック4社減産 人員削減2000人超に(NIKKEI NET)
トラック4社減産 人員削減2000人超に
[NIKKEI NET 2008/11/21 10:06]
国内トラック大手4社が減産に入る。最大手の日野自動車は小型トラックを中心に工場操業体制を見直して12月に減産に入るほか、三菱ふそうトラック・バス(川崎市)といすゞ自動車も近く実施する。減産幅(台数ベース)はいずれも当初計画比3割前後の見込み。減産に伴う非正規従業員の削減規模は全体で2000人超になるもようだ。
日野自は12月から小型トラックを生産する羽村工場(東京都羽村市)の操業時間を半分強に短縮する。大中型を生産する日野工場(東京都日野市)では12月中に5日間操業を停止。うち4日間は2009年1-3月期内に休日を稼働日に変更して調整する計画で「12月の減産は緊急対応」(同社)としている。