お昼のNHKニュースでも流れていましたが、いすゞが、期間従業員の契約期間中の解雇を撤回しました。
もともと契約期間中の解雇は、労働契約法に違反した違法行為ですが、それでも、期間従業員のみなさんが労働組合を結成して撤回を要求してたたかった貴重な成果です。おめでとうございます。m(_’_)m
いすゞ自動車が期間従業員の契約解除を撤回
[産経新聞 12月24日12時39分配信 最終更新:12月24日12時49分]
いすゞ自動車は24日、契約期間中に雇用契約を解除するとしていた約550人の期間従業員について、当初の契約打ち切りの方針を撤回することを明らかにした。契約期間が満了するまで雇用を継続する。
いすゞは11月に藤沢、栃木工場の期間・派遣社員計約1400人に対し、12月26日付で解雇することを通告した。これに対し、両工場の期間従業員らが解雇予告の効力停止などを求める仮処分を横浜地裁などに申し立てていた。
【追記】
NHKのホームページにも、ニュースの記事がアップされました。
いすゞ 550人契約解除撤回
[NHKニュース 12月24日 13時37分]
いすゞ自動車は、国内の工場で働く非正規の従業員のうち、会社が直接雇用している550人の期間従業員について、再就職が進んでいないことから契約途中での雇用打ち切りを撤回し、希望者を対象に期間満了まで契約を続けることになりました。
雇用打ち切り撤回の対象となるのは、いすゞ自動車の神奈川県藤沢市の工場と栃木県大平町の工場で働いているおよそ550人の期間従業員です。いすゞは、今年度の下半期に、年間計画の10%に当たる2万8000台を減産する計画で、2つの工場の期間従業員と派遣社員のあわせて1400人全員の契約を今月末で打ち切ることを決めていました。
しかし再就職が思うように進まず、いすゞは、直接雇用している期間従業員については、希望者を対象に契約途中での打ち切りを撤回することにしました。そして、もともとの契約が満了する来年1月末から4月末まで雇用を継続することとし、24日から通知を始めました。一方、削減対象となっている派遣社員を抱える派遣会社との契約については、解除の方針に変わりないとしています。
自動車メーカーの間では、厳しい販売不振で期間従業員や派遣社員らの削減が広がっていますが、期間従業員の契約途中での打ち切りを撤回したのは初めてです。