『週刊プレイボーイ』(2月23日号)が「政局メガ特集 怒りの一票、選挙はまだか!!」という特集を組んでいます。「派遣、フリーター、失業者…『次はかならず選挙に行く』という人々が急増中!」という角度から、政治にたいする若者の動きを取り上げています。
そのなかの1つとして、麻生首相の地元、福岡の若者の声を紹介していますが、おもしろいのは、わざわざ福岡まで取材にでかけた週刊プレイボーイ編集部が安居酒屋に集めた青年3人というのが、みんな共産党員だということです。(^_^)v
昔なら、「偏ってる」と言われ、絶対に企画にはならなかったでしょう。それが、当然のごとくやられている。いまは、若者の声が聞きたかったら共産党に聞け! そういう時代なのかも知れません。
怒りの一票 格差拡大 麻生コンツェルンVS共産党員 「このまま格差が続けば、彼女も作れない!」
[週刊プレイボーイ 2009/2/23]
首相の地元の共産党員が麻生政治を徹底批判!!
そこで週プレは麻生首相の地元・福岡に飛び、安居酒屋で3人の若者に話を聞いた。3人揃って共産党員という彼らが麻生首相をメッタ斬り、そしてなぜ共産党なのかを訴える!
――まず、新プロレタリアート諸君に聞きます。地元での現首相の評判は?
D(労働組合専従・34歳・月収16万円)就任当初は福岡出身の首相ということで、党派を超えて応援した面もあったのは事実です。
E(塾講師&カラオケ店店員・22歳・月収12万円)でも今は福岡県人の恥としか思ってません。
F(介護職・32歳・月収16万円)そもそも衆議院を解散するための首相交替だったわけでしょ。それは自民党だけでなく国民共通の認識だったはず。
E でも、解散しない。九州の男は権力に恋々とせんもんばい!
F あの人は九州には小学校の低学年までしかいなかったでしょ。九州魂を注入されてないんです。
D なのに、小学校高学年くらいの漢字でも読めないんだから、九州の教育学習レベルまで誤解されてしまう。
E 今じゃ、地元の福岡でも「あそう」なんて言わない。オレみたいに「あほう」と呼んどる。
D 結局、麻生さんは飯塚市が地盤の家業「麻生グループ」の票でゲタを履かされて当選してきた人です。だって、麻生さんに本当に実力があったら今の飯塚市の惨状はないと思うし。
E 特に飯塚駅周辺はひどいよね。典型的なシャッター街で、生活保護の受給者も多い。
F 実は、僕も生活保護のお世話になった。というか、生活保護がキッカケで共産党員になった。
――共産党が生活保護の受給を取りつけてくれたとか?
F そうです。僕は母が重度の精神障害者で、それもあって大学の頃、両親が離婚した。僕と母はいきなり生活が立ちゆかなくなり、その時、共産党の市議が走り回ってくれたんです。
E その時、麻生さんが走ってたら?
F もちろん、自民党の党員です。
D 場合によっては、創価学会員だった可能性もあったんだ。
F うん。ホントに涙が出るほど助かったんだから…ううっ(…と、つらかった経験を思い出して、みんなの前でなき始める)。
一同 う…ん(沈黙…)。
E でも、そういう形の政治があってもいいと思う。やっぱ、いま共産党が伸びているのは、実際にFさんが受けたようなきめ細かな活動があるからなんだよね。
D 共産党は限界集落(注・過疎化などで人口の50%が65歳以上の高齢者となり、社会的生活の維持が困難な集落)まで行って、お年より宅の電球を替えるような政治活動をやってるから。オレは物心ついた頃から家庭で『赤旗』を読んでたんで、共産党員の奮闘はよくわかる。
E 大富豪の麻生さんにはぜったいできないことだよね。
F できんばい! そがんこつができるなら、もっと支持率が上がっとる。でも、残念だが天地が引っくり返っても共産党が政権をとることはない!
D 共産党プロパーのオレもそう思う。けど、共産党がある程度、議席を増やすことで、自民、民主の2大政党のチェック機能は果たせると思うぞ。
E 僕はまだ若いから希望は持っていたい。連立という形で政権に関わる可能性はあると思います。
――それは、自民や民主との連立でもOK?
E 僕はOKです。共産党といっても昔とは違うんです。
――どういう面が? それと、連立したら何ができるんだろうか?
E 例えば、定額給付金なんて選挙目当てのバラマキはやらない。仮に2兆円あったら、介護、教育、医療の面でこんなことができると国民に選択肢を与える。その上で、国民に選択させるような政策がやれるはずです。
F その選択肢に結婚問題の対策も入れてほしいな。
――結婚? どういうこと?
F ずっと彼女がいなくて。お見合いクラブに入会しようとしたら、最低でも年収が400万円必要だと言われて断られて。…ううっ(と、また涙ぐむ)。
E ははは。でも笑っちゃいけない。僕も彼女がいない。共産党が政権をとったら「結婚難民解消」も重要な政治課題になります。
D オレも共産党員の彼女、欲しいな。なんだ、みんな、彼女ナシじゃんか。
――労働者諸君。彼女ができないのも、きっと今の政治が作った「格差社会」のせい? こりゃ打破するしかない!
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