人件費を減らして配当金を増やしてきた大企業の責任は明瞭

上場企業の付加価値に占める人件費と配当金の比率(「日本経済新聞」2009/02/22付朝刊)

「日経新聞」2009年2月22日付朝刊に載っていたグラフ。上場企業(1637社)の付加価値に占める人件費と配当金の比率を示したもの。

一見して分かるように、人件費(労働分配率)が減る一方で、配当金は右肩上がり。人件費を減らして配当金を増やしてきたことは歴然としている。

もちろん、リーマン・ショック以後、事態は大きく変わっているが、しかし、それまで大企業が正社員を非正規に切り替えるなどして人件費を減らし、それを配当に回してきたことは明白。雇用悪化の原因をはっきり示している。

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