本日は7,054円98銭

今日も東証株価は低迷。昨日に続いて、バブル後最安値を更新。7000円を目前にして、「年金」が買い支えか?

東証終値7054円98銭、バブル後最安値を更新(朝日新聞)
東証、3日続落 連日のバブル後最安値(MSN産経ニュース)
東京市場の主要指標10日 株連日バブル後安値、円上昇、債券続落(NIKKEI NET)
NYダウは12年ぶり安値、79ドル安の6547ドル(読売新聞)

東証終値7054円98銭、バブル後最安値を更新

[asahi.com 2009年3月10日17時12分]

 10日の東京株式市場は、景気の先行きへの不安感から3営業日連続で下落し、日経平均株価の終値は前日比31円05銭(0.44%)安い7054円98銭と、前日に記録した終値でのバブル後最安値を小幅ながら更新した。日経平均は82年10月以来、約26年5カ月ぶりの安値水準。一時は7000円割れ寸前の7021円をつけるなど、ずるずると下落する株価は底値が見えない展開になっている。
 東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は同7.03ポイント(0.99%)低い703.50で、TOPIXも前日に続いてバブル後最安値を更新した。TOPIXは83年12月以来、約25年3カ月ぶりの水準。出来高は17億1000万株。
 世界的な景気悪化が長期化するとの懸念から、自動車や電機などの輸出関連株が値を下げた。メガバンクなど、このところ下落を続けていた金融株の一部は取引時間中に一時、昨年初め以来の安値をつけたものの、その後は割安感から買い戻しの動きが広がり、下げ幅は限定的だった。
 ただし、景気も株価も今後の展開に不透明感が色濃く、積極的な売買を手控える傾向が続く。10日の東証1部の売買代金は1兆1500億円。今年1月中旬以降の取引は、活況の目安とされる2兆円を大きく下回っている状況だ
 欧米を中心に金融機関の経営不安がぬぐえず、各国が追加対策に追い込まれるなど、金融危機の根深さが改めて鮮明になっている。金融や景気対策の効果が見えないうえ、決算期末の3月末が近づいており、「企業業績の落ち込みぶりや今後の見通しがはっきりするまで、投資家は動きにくい状況」(大手証券)という。「株価がどこで底を打つか見通せないことが、さらに不安感を増幅させている」との声もあり、しばらくは不安定な値動きが続きそうだ。

東証、3日続落 連日のバブル後最安値

[MSN産経ニュース 2009.3.10 16:03]

 10日の東京株式市場は、東証株価指数(TOPIX)が703.50(前日比7.3マイナス)、日経平均株価が7054.98円(同31.05円安)と、ともに3日続落し、連日のバブル後最安値となった。
 前日の米株安を嫌気して朝方から売りが先行。平均株価は一時は7000円の大台割れ寸前まで下げたが、その後はアジア株が総じて堅調だったことや、年金とみられる大口の買いも入り、前日比で上昇に転じる場面もあった。
 東証1部銘柄の69%が下落、上昇は23%にとどまった。出来高は17億1981万株、売買代金は1兆1525億円。浜ゴム、ブリヂのゴム株が安く、三菱ケミHD、信越化の化学株も売られた。半面、東京海上、三住海上の保険株が高く、NTT、ソフトバンクの通信株も買われた。

東京市場の主要指標10日 株連日バブル後安値、円上昇、債券続落

[NIKKEI NET 3/10 16:54]

(終値、円、国債利回りは16時現在)
▽円:16銭円高・ドル安の1ドル=98円49-52銭前後
▽日経平均株価:31円05銭安の7054円98銭
 (東証1部売買高:17億1981万株、売買代金1兆1525億円)
▽長期国債先物6月物:18銭安の138円60銭
▽10年物国債299回3月債利回り(業者間):0.010%高い1.300%
▽海外円TIBOR3カ月物(全銀協公表値):横ばいの0.69462%
▽円金利先物6月物(清算値):0.040安の99.395

 日経平均株価は3日続落。連日でバブル経済崩壊後の安値を更新した。1982年10月6日以来の安値水準になった。前日の米国株の下落に加え、国内外の景気悪化を受けた継続的な売りに押された。ただ、節目の7000円が接近する場面では年金などによる買いが増えるとの見方から下値も限られた。
 円相場は午後に上げに転じた。前日のニューヨーク市場での取引を引き継いで小安く始まったものの、すでに投資家のドルの持ち高が積み上がっており、持ち高調整の円買い・ドル売りが増えやすいとの見方から円の下げ幅も限定的だった。15時すぎに比較的まとまった額の円買い・ドル売りが入って円相場の上昇につながった
 債券先物6月物は続落。与謝野馨財務・金融・経済財政相が閣議後の会見で「財政規律派の仕事は一時公演中止だ」などと発言。赤字国債発行を容認する姿勢を示したことで先物に売りの手が強まる場面があった。11日に最終売買日を控えた期近である先物3月物の売買高を6月物が午前中に上回り、中心限月が交代した。

NYダウは12年ぶり安値、79ドル安の6547ドル

[2009年3月10日07時11分 読売新聞]

 【ニューヨーク=山本正実】週明け9日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)は、景気後退が長期化するとの懸念から売りが優勢となり、前週末比79.89ドル安の6547.05ドルと反落し、1997年4月以来、約12年ぶりの安値で取引を終えた。
 この日のダウ平均は一時、82.67ドル高の6709.61ドルまで上昇した。
 しかし、前週末の6日に発表された2月の米失業率が高水準に達したことから、景気の先行き懸念が再燃し、相場は下落に転じて、一時、110ドル安まで下落した。
 ハイテク銘柄が中心のナスダック店頭市場の総合指数は、25.21ポイント低い1268.64で取引を終えた。

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