ということで、とりあえず学術文庫で再刊が始まった講談社版『日本の歴史』の第04巻「平城京と木簡の世紀」(渡辺晃宏著)を読み始めました。
講談社版の『日本の歴史』は、親本が出たのが2001年。そのときは、故・網野善彦氏の00巻『「日本」とは何か』をぱらぱらと読んだあと、01巻の筆者が旧石器遺跡の捏造が問題になった岡村道雄氏だったこともあって、そのままになってしまっていました。文庫化にあたって補筆などもなされている様子なので、この巻を読み終わったら、続けて第5巻、第6巻と読みすすめてみたいと思います。
ちなみに、著者の渡辺晃宏氏は奈良文化財研究所の調査官とのこと。発掘調査に直接携わる人による通史は珍しいものです。
【書誌情報】
著者:渡辺晃宏(わたなべ・あきひろ)/書名:平城京と木簡の世紀(『日本の歴史』第4巻)/出版社:講談社(学術文庫1904)/刊行年:2009年1月(親本は2001年)/定価:1200円+税/ISBN978-4-06-291904-3