昨年9?10月に、「民青新聞」に連載した「社会変革をめざした先輩 マルクス、エンゲルス」(全3回)をアップしました。
「民青新聞」編集部から、『蟹工船』ブームや「派遣切り」などで「この世の中、ちょっとおかしいぞ」と声を上げ始めた若い世代の人たちに、「マルクスってどんな人?」というのを紹介してください、ということで依頼されて、締め切りに追われつつ書いたものです。
昨年9?10月に、「民青新聞」に連載した「社会変革をめざした先輩 マルクス、エンゲルス」(全3回)をアップしました。
「民青新聞」編集部から、『蟹工船』ブームや「派遣切り」などで「この世の中、ちょっとおかしいぞ」と声を上げ始めた若い世代の人たちに、「マルクスってどんな人?」というのを紹介してください、ということで依頼されて、締め切りに追われつつ書いたものです。
すでにあちこちで話題になっている『理論劇画 マルクス資本論』(かもがわ出版)。私もようやく手に入れました。(^_^)v
このマンガは、もともと門井文雄さんという方が1982年に描かれたもの(大陸書房刊)ですが、それを今回は、マンガ評論家の紙屋高雪氏が一部再構成して再刊(新刊?)されたものです。また、新しく10項目の「解説」がつけ加わり、いまの金融危機や派遣労働の問題をとりあげ、より現代的に仕上げられています。
この『理論劇画 マルクス資本論』の最大の魅力は、紙屋氏も解説で指摘されていますが、ドレス工場での女性労働者の「たんなる過労死」やシーニアの「1時間」など、マルクスが当時の労働者がどんな状況に置かれていたかを告発した部分を、ページを割いて、しっかり描き込んであることでしょう。「ここがロドス島だ、ここで跳べ」のところも、わざわざイソップ童話の話までマンガに描かれています。マルクスが『資本論』で何を明らかにしようとしたか、たんに理論にとどまらない迫力、面白さが伝わってきます。