今月の岩波新書の1つ、川崎健さんの『イワシと気候変動』。めちゃくちゃ面白いです。
イワシとかサバ、ニシンなどがある時期やたらにとれたかと思うと、突然さっぱりとれなくなった――というのは、ときどき聞く話ですが、なぜとれなくなるのか?
実は、日本近海だけでなく、世界中のあちこちの海域で、何十年か周期で、ある種類の魚が大量に獲れたり獲れなくなったり、あるいは魚種が入れ替わったりしています。しかも不思議なことに、その周期が日本近海と、たとえばカリフォルニア沖とでぴったり同期していたりするのです。
でも、どうして?