6月30日、東京オペラシティで、神尾真由子さんのリサイタルを聴いてきました。プログラムは、
ブラームス:スケルツォ(F.A.E.ソナタ)
サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ニ短調 op.75
ブゾーニ:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ホ短調 op.36a
ワックスマン:カルメン幻想曲
神尾真由子さんのヴァイオリンは、力強いというか、向こう気が強いというか、ともかくそのパワーのすごさとテクニックが魅力です。前半はロマン派の有名どころでその魅力を堪能させ、後半は現代的な作品で、さらにそのパワーとテクニックを鳴り響かせるという構成。
実際にナマで聴いてみると、もっと荒々しいのかと思っていたのですが、ずっと聴かせる演奏でした。パワーやテクニックもすてきでしたが、動から静、あるいは静から動へと移りゆくダイナミックさが印象に残りました。