ピリオド奏法で 金聖響指揮東京シティフィル定期演奏会

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団第231回定期演奏会

昨日は、オペラシティで、金聖響氏の振る東京シティ・フィルの定期演奏会を聞いてきました。プログラムは、ハイドンの44番にモーツァルトの40番、ベートーヴェンの4番と、まるで引き算でもしたみたいな組み合わせでした。(^^;)

 ハイドン:交響曲第44番 ホ短調 Hob.I-44 「悲しみ」
 モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K.550
   (休憩)
 ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調 op.60

全曲とも、第1バイオリンと第2バイオリンを左右に配置する古典配列で、ピリオド奏法で、金聖響氏のこだわりが存分に発揮された演奏会でした。また、ハイドンは8-8-6-5-3、モーツァルトは10-10-8-6-4、ベートーヴェンは12-12-10-8-6と、徐々にオケが大きくなって、まさに古典派の発展の歴史を聞いているかのようでした。

ということで、シティ・フィルのみなさんも、ピリオド奏法を見事にこなして、透明感の高い音をさせていました。管にはやや課題が残ったものの、がんばっていたと思います。

ただ、金聖響氏のこだわりは分かるものの、マーラーやブルックナー、ショスタコーヴィチのような音楽の「複雑さ」に慣れ親しんだ私の耳には、8-8-6-5-3の編成、ピリオド奏法で演奏されるハイドンは、いささか淡白に聞こえました。

でも、ベートーヴェンはお見事。対抗配置の魅力も堪能させていただきましたし、ティンパニが切れのいい響きが印象に残りました。

【関連ブログ】
↓指揮をした金聖響さんご自身のブログ。
金 聖響 Official Blog 棒振り日記: 東京シティフィル定期終了
↓そしてこちらは、演奏したシティ・フィルの公式?ブログ
東京シティ☆フィル的ブログ 第231回定期演奏会
↓シティ・フィルのブログでは、こんな裏方情報も…。
東京シティ☆フィル的ブログ 金聖響さん貸出しの・・・

【演奏会情報】 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団第231回定期演奏会
指揮:金聖響/コンサートマスター:戸澤哲夫/会場:東京オペラシティ・コンサートホール/開演:2009年9月11日 午後7時?

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