至福の時 スクロヴァチェフスキ×読響×ブル9

読響第114回東京芸術劇場マチネーシリーズ

連休最終日、池袋の東京芸術劇場で、ミスターSことスクロバチェフスキの指揮で、ブルックナーの至福の時間を過ごして参りました。(^^;)

  • ベートーヴェン:ピアノ交響曲第4番 ト短調 op.58
  • ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調 WAB.109

ひさびさに、天上から音がきらめき、ふり降りてくるブルックナーを堪能させていただきました。ありがたや〜、ありがたや〜

3階席の壁際という、ステージからは激しく遠い席でしたが、そんなことはまったく気にならず、また個々の出来を云々すれば金管の出来がイマイチだったり、弦のタッチが少々粗かったりしましたが、しかし、そういうことを超えて、細部にまで入念に組み立てられたスクロヴァチェフスキのブルックナーは、もうまったくの別世界です。

ところで、前半のベートーヴェンのPf協ですが、これもなかなかの名演奏。ソリストのアンドレ・ワッツは、余計な力みなしに、切れ味よく聞かせる演奏。これに、スクロヴァチェフスキは、10-8-6-4-3の構成で、ぴったり息があっていました。

2007年4月に読響の常任指揮者になったスクロヴァチェフスキの任期も、来年3月まで。来年3月には、ブルックナー交響曲第8番が予定されていますが、いよいよ聞き逃せません。

【関連ブログ】
東条碩夫のコンサート日記 9・24(木)スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ指揮 読売日本交響楽団

【演奏会情報】
指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ/ピアノ:アンドレ・ワッツ/コンサートマスター:デヴィッド・ノーラン/会場:東京芸術劇場大ホール/開演:2009年9月23日 午後2時

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