飯守泰次郎×東京シティフィル×ミサ・ソレムニス

東京シティフィルハーモニック管弦楽団第232回定期演奏会

8日は台風18号のおかげで、首都圏は午前中、交通機関(といってももっぱらJR東日本ですが)が大混乱しましたが、それも昼頃までには何とかおさまり、夕方から初台の東京オペラシティで、飯守泰次郎氏指揮の東京シティフィルのコンサートへ行ってきました。プログラムは、

  ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス ニ長調 作品123

ベートーヴェンが作曲した、この壮大なミサ曲。日フィルが2005年に演奏会をやっていますが、聴きに行った記憶がありません。(^^;) というわけで、生演奏で聞くのは初めて。

会場では、6時15分から飯守氏によるプレトークもあったのですが、僕は、それには遅れてしまい、最後のアニュス・デイの説明のところしか聞けませんでした。が、わざわざ、当日には使わないピアノを舞台の真ん中に引っ張り出して、聴きどころの旋律を弾きながら、たいへん力のこもった解説でした。(最初から聞けずに残念)

演奏の出来がどうったのか、僕は初めて聞く曲だったので、どうこう言えませんが、飯守氏の指揮は正々堂々としたもの。ただ聴いていて感じたのは、とくに金管のパートで、現代の楽器でベートーヴェンが考えていたような音を出すのはなかなか難しのでは、ということ。同じことは、弦にもいえて、はたしてこういう曲を14-14-12-10-8という編成でやるのが適しているのかどうか、好みの分かれるところでしょう。

ソリストは大奮闘。とくにソプラノの大村博美さんがよかったと思います。合唱(東京シティ・フィル・コーア)も、途中ちょっと苦しいところもありましたが、よく頑張っていました。

いずれにしても、たんなる宗教音楽に終わらないところがベートーヴェンのすごいところ。たっぷり堪能させていただきました。m(_’_)m

【関連ブログ】
東条碩夫のコンサート日記 10・8(木)飯守泰次郎指揮東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団ベートーヴェン:「ミサ・ソレムニス」

【演奏会情報】 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団第232回定期演奏会
指揮:飯守泰次郎/ソプラノ:大村博美/メゾ・ソプラノ:池田香織/テノール:福井敬/バス:小鉄和広/合唱:東京シティ・フィル・コーア/合唱指揮:藤丸崇浩/コンサートマスター:戸澤哲夫/会場:東京オペラシティ・コンサートホール/開演:2009年10月8日(木) 午後7時?

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