ちょいと気分転換に…

松岡和子訳『ヘンリー6世 全3部』(ちくま文庫)

資本論のドイツ語とにらめっこしていると、その世界に完全に引き込まれてしまって、なかなかそこから抜け出すことが出来ません。

そこで、気分転換に、こんなものを買ってみました。ちくま文庫のシェイクスピア全集の最新刊、松岡和子訳『ヘンリー6世』です。

これまでも、気分転換のために『源氏物語』を読んだこともあります。さすがに、古文では難しいので、円地文子訳でしたが、それでも文章に神経を集中させないと、すぐに筋が分からなくなります。シェイクスピアも同じで、資本論の世界からちょっと気分転換するのに、ほどよい難しさ?です。(^^;)

もちろん、もともと読んでみたかった、ということもあります。『資本論』にはシェイクスピアの作品がいろいろ登場するので、ますます読んでみたくなった、という面もあります。新国立劇場で上演するというのもありますが、あれは小田島雄志訳です。

しかし、それ以上に興味があるのは、作品の舞台となっているあの時代。イギリスとフランスの百年戦争、ヨーク家対ランカスター家のバラ戦争などのなかから、イギリスの封建王政が確立していく時代。それがおもしろいのです。

なお、ちくま文庫のを買った理由は、これ1冊でヘンリー6世全3部が読めることです。超安易です。 (^^;)

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